パフスタッフが綴る何気ない日常。日々感謝をこめて。「パフ・ザ・マジックドラゴン 執務室」

資生堂ショックから思うこと

2015年11月11日 (水曜日)

こんにちは、下町ロケットはまだ読んだことがない平原です。
もっぱらちはやふるにはまっております。

 

さて、先日資生堂が時短勤務社員に対しても通常ノルマを課す、という制度改革が資生堂ショックとして話題になりました。この制度の良し悪しはともかくとして、私がこのニュースを聞いて思うことは、どんな制度、働き方で働いていたとしても、もらっている給料に見合った仕事をしなければならないということ。フルタイムではありますが、ほぼ残業なしで働かせてもらっている今の私にとっては、背筋が伸びるニュースでした。

 

会社が大きければ大きいほど、「給料は自動的に入ってくるもの」と思ってしまいがちですが、まぎれもなく現場が稼いだ分からしかお給料は支払われません。自分が現場にいる社員ならば、その計算はすぐにできるはず。自分の給料+社会保険等の会社負担+オフィスや広告費などの経費一人分 の粗利益を最低自分で稼いでいないと、その時点で自分はお荷物です。私が新入社員の頃は社員ほぼ全員が営業だったため、この計算が常に目の前にあり、入社後半年間新規受注が取れなった同期のタシロは先輩から「給料泥棒」と怒られた、というエピソードがあります。(これは現在制作中のパフの採用HPに掲載する予定のネタですが)。こんなフレーズを聞くとものすごくブラックな会社に聞こえるかもしれませんし、今のパフだったら使わない言葉ですが、当時は全員が20代の社員。せめて自分の給料分は自分で売らないと、その分の負担がほかの社員にかかるのは火を見るよりも明らかでした。

 

この感覚、すごく大切だなと思っています。今私は営業の最前線ではないため、直接の利益につながらない仕事もしています。その付加価値も含めて、自分は自分の給料以上の仕事ができているのか、常に自己反省をしなければいけないし、きっと足りていないと思います。そのソリューションは「時間外も働く」ということではなく、時間内により付加価値の高い仕事をする、一つひとつの仕事のスピードとクオリティをあげる、利益に直結する仕事を自分で作り出す、ということではないかと思っています。

 

育児などで限られた時間しか使えない人はたくさんいると思いますが、私も含め何よりも本人が数字にシビアでいるということが、周りでサポートしてくれている人たちへの最低限の礼儀だと思います。

 

そんなことを思って、書いて、今日も自分で自分の首を絞めてしまった平原でした。

次は(今のところ)バリキャリ女子のキムラさんです。