パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

ディスカの社員と懇親会の日

2008年2月6日 (水曜日)

現在パフのシステム全般の面倒を見てくれているFTSディスカ社。大昔(25年前)、僕がリクルートの営業マンとして飛び込んで、翌年、僕自身が社員として入社したソフトウェア会社の先輩SEキムラさんが、いまから16年前に、仲間と独立して作った会社だ。

そんな縁もあり、ディスカの社長キムラさんには、パフの創業時から、いろんな世話になっている。おまけに、パフの監査役という大役までもずっと務めてもらっている。

また、ディスカの新卒社員は、この8年間、ずっとパフを使って採用されてきた。

現在、パフのシステム担当として出向してくれているフジノくんは、8年前、パフが最初に採用の手伝いをしたときに入社してくれた社員だ。つまりディスカ&パフ連合軍の一期生ということになる。

また、ディスカには、僕の大昔の同僚が何人か働いている。

さらに、当初はパフを志望したんだけど、なぜか気がつけばディスカに入社した社員も何人か働いている。

きょうは、そんなディスカの社員3人と僕とで、懇親会を行った。

連合軍一期生のフジノくん。3年前、パフを志望してくれていたアキヤマくん。そして25年前の同僚イワノくんだ。

フジノくん30歳。アキヤマくん25歳。イワノくん44歳。ということで、イワノくんがダントツの年上なのだが、なぜか僕のなかでは、イワノくんがいちばん若い。

というのも、僕がイワノくんと最初に会ったとき、イワノくんは19歳だったからだ。

未成年で実家から上京したイワノくんのために、いっしょにアパート探しを行ったりもしていた。また僕が入社してからは、僕の部下として、さんざんシゴいたりもしていた。

バラエティに富んだ、ディスカの社員たち。実に気のいい連中だ。

築地の寿司屋で開催した懇親会。25年前の昔話、8年前の昔話、3年前の昔話、そしていま現在の話に花が咲く、とても楽しいひとときだった。

きょうは昼ご飯を食べ損なってしまった。

午後1時にお客様のところに訪問する約束があったので、本来は早飯をしなければいけなかったのだが、ついついトロトロしてしまった。

で、お客様のところでの打ち合わせが終了し、築地に戻ってきたのが午後3時。もうハラペコ状態である。

築地駅の出口をでたすぐのところにある立ち食い蕎麦の店に入った。

「何にしようかな……」と迷っているときに目に入ったのが、【季節限定】と書かれた 『田舎味噌うどん』 のポスター。生卵も入って450円。なかなか手ごろな値段だ。しかもポスターの写真がいかにも旨そうなのだ。

で、迷わず、この『田舎味噌うどん』をオーダー。

待つこと2分。

いやあ、旨かった。麺も美味しいのだが、それ以上に味噌のお汁が素晴らしい。玉子を溶かして飲む汁の味が格別だ。

気がつけば、すべて飲み干していた。立ち食い蕎麦の汁を一滴残らず飲み干すなんて滅多にないこと。相当にお腹が減っていたのか、それとも抜群に旨かったのか。ま、その両方であろう。

いずれにしろ満足度120%であった。

こうしてみると、やはり人の満足というのは、どこに転がっているか分らない。ホテルの高級レストランのランチであっても、きょうの立ち食いうどんを上回る満足は、きっと提供できないであろう。

大手有名企業が、必ずしも美味しい…じゃなくて、必ずしも自分が幸せになれる職場とは限らないのと同じだ。

450円の味噌うどんで幸せを感じられる僕は、ホントに幸せなやつだと、つくづく思う。

パフの客員クリエイティブディレクター伊田光寛さんのコラム。

数々の作品を生み出してきた名コピーライターならではの「自己表現」 「自己確立」の考え方を提案しています。

http://puff.weblogs.jp/ida/

ベストセラー『財務三表一体理解法』(朝日新聞社)でも有名になった國貞さん(通称、國さん)のコラム。

飾りのないホンモノの職業人生を送りたい方は必見です。

http://puff.weblogs.jp/kunisada/

『かもめ』の取材を受けた日

2008年2月4日 (月曜日)

僕が学生のころ(アルバイト先として)お世話になった会社、リクルート。僕のいまの社会人人生があるのは、このリクルートのおかげであるといっても言い過ぎではない。

リクルートには『かもめ』という社内報がある。僕が働いていた25年前にはすでに確固たる地位を築いていた、すごい社内報である。

なにがすごいって、半端じゃないくらいクオリティが高いのだ。卓越した「取材力」、「構成力」、「伝える力」を有した社内報。リクルートで働くスタッフは皆、月に一度のこの『かもめ』が手元に届くのを楽しみにしていた。

このすごい社内報である『かもめ』から、このほど取材依頼があった。

いやあ、とっても嬉しい。というより、とっても光栄だ。あの『かもめ』に、取り上げてもらえるなんて……。

いままで新聞や雑誌やラジオやTVなどの取材を受けたことのある僕であるが、これらマスコミの取材の何倍も嬉しい取材なのである。

『家族の肖像』という特集記事で、このなかに、(リクルートの現役 役員である)兄と僕が登場するのだという。

この特集の企画趣旨は、次のようなものだ。

家族への「さりげない感謝」、人は誰しも誰かとつながっていたり、支えられていることを再認識する。

なーるほどね。さすが『かもめ』である。

で、その取材日が本日。場所は、行きつけの飲み屋さんである東銀座の『球磨川』 。兄と僕は約束の午後8時に集合。すでに編集責任者のSさんと、カメラマンさんが店のオモテで待機していた。

ほろ酔い気分になりながら語った『家族の肖像』。さて、どんな記事に仕上がるのだろう。

発行は3月1日を予定しているという。楽しみにしながら待っていようと思う。

東京地方は、朝からすごい雪。東京でこれだけの雪が降るのはいつぶりだろう。

僕は個人的には1週間前、九州の由布院で大雪に見舞われたばかりなので、2週間連続の大雪だ。今年は雪の当たり年かもしれない。

ふつうなら、 「ああ、きょうは日曜日でよかったねえ」 と胸をなでおろすところであるが、きょうばかりは違う。

なんときょうは、パフのイベント『パフLive』の日なのである。雨が降っただけでも、学生の出席率は大幅に下がるものなのだが、ましてやこの大雪。いったいどうなることやら……。

きょう僕は、当番ではなかったので、午後にでもチラッと見学に行こうと思っていたのだが、さすがに心配になり、開始の2時間前くらいから会場に行ってみた。

外の雪はひどくなる一方だったが、パフのスタッフたちは、ほとんど準備を完了させていた。「いやあ、参りましたねえ…」とは言っていたが、特に動揺したふうでもない。

たしかにジタバタしても雪が止むわけではなし。ここは、でんと構えるに限る。

Photo

 

 

会場(ビルの15階)の窓の外から見える雪。ビルの屋上が真っ白。

 

そして午後12時半。受付け開始時間となった。学生がぞろぞろぞろぞろと、たくさん集まり始めた。たいしたものだ。僕が学生なら、きっと外出をためらうだろうに。

Photo_2

 

 

受付けのフロアは学生であふれはじめた。

 

 

そして本番開始。司会は、ベテランのイトーと、背の高い(だけの?)タシロだ。いつも同様、なごやかな空気を演出しはじめた。

Photo_3

 

 

司会・迷コンビの二人。オープニングのある合同説明会ってどうやら珍しいらしい。

 

・・・・・

今月は、大阪や福岡でも、このパフLiveが開催される。一年の中でも、2月はもっともイベントが集中する月だ。

また一年でもっとも寒い月でもある。

天候には抗うことができないが、参加する学生のみなさん。企業のみなさん。それから運営側のスタッフのみんなは特に。健康には十分留意して、このもっとも体力を使うシーズンを乗り切って欲しいものだ。

母べえを観た日

2008年2月2日 (土曜日)

この日記でも以前から「観にいかなきゃ!」と書いていた映画 『母べえ』 を、きょうやっと観にいった。

場所は、豊洲の“ららぽーと”にあるユナイテッドシネマ(シネコン)。開始寸前だったこともあるのだが、ほぼ満席の状態。いちばん端っこの席をかろうじて予約できた。

中に入ると、僕よりも年上の方々が多く目立った。中には、70歳を超えるくらいの高齢の方々もいた。おそらく、『母べえ』と同じ時代(昭和15年~)を過ごした方々であろう。

・・・・・

Photo_5

素晴らしい映画だった。吉永小百合は、さすがである。62歳とは思えない。作中ではおそらく40歳前後の役なのだろうが、まったく違和感がない。強さと優しさと美しさと可愛さと儚(はかな)さを、あれだけバランスよく演じられる女優は、いまの映画界には他にいないのではないか。

浅野忠信も、いい役者だなとあらためて感じた。ああいう役はいままでなかっただろうに、まさにハマリ役だった。

檀れい。いいなあ、とても好きになった。約1年前の、やはり山田洋次監督の、『武士の一分』で初めて彼女のことを知って、いいなあと思ったのだが、きょうの映画で、その思いは決定的になった。

笑福亭鶴瓶。さすが師匠。重苦しい時代背景のなかで、鶴瓶が演じる仙吉おじさんの存在にはずいぶんと助けられる。吉永小百合にとって、役の上でも、撮影の場所でも、癒しの存在だったに違いない。

と、僕は映画評論家でもなんでもないので、ここらへんにしておこう(笑)。

それにしてもこの映画は、若い人たちに観て欲しい。特に日本の戦前・戦中・戦後の歴史を学びはじめる、中学生や高校生にこそ観て欲しい映画だ。

それと、絶対に観て欲しい人たち。それは、現代の『母親たち』である。

自分たちの権利ばかりを主張し、自身の責任や役割を放棄してしまっていることに気づいていない、“モンスターペアレント”とも呼ばれている母親たちに、ぜひ観て欲しい映画である。