釘さん日記

がんばれNHK!の日

NHKの職員がインサイダー取引をしてしまったらしい。

とても残念だ。

実は僕は、NHKの番組がとても好きなのだ。

年を取ってきたせいもあるのだが、民放の番組がどうも好きになれない。どうみてもアタマの悪そうな、アイドル化した女子アナウンサーだけがキャピキャピと目立つ番組作りしかできない民放の番組を観ていると、なんだか悲しくなってくる。

昭和40年代のテレビ黄金期にテレビっ子だった僕からすると、最近の民放テレビは、どうも質が悪くなってきたように思える。創意工夫を絶えず繰り返し、日々チャレンジしていた、かつてのテレビマンたちの情熱がなくなっているような気がする。

そんななか最近のNHKは、とても頑張っているように思える。

一連の不祥事をうけて、現場の職員たちは汚名を返上すべく、「これぞ制作、これぞドラマ、これぞドキュメンタリー、これぞ報道、これぞNHK」という気概を持って、番組作りに励んできたのではないだろうか。

この年末年始のNHKの番組を観ていても、おもしろいなあ、やっぱりNHKだなあ、と感心することが多かった。

定番の紅白歌合戦も工夫が随所にみられてよかったし、さだまさしが出っ放しの正月番組もよかったし、「プロフェッショナル 仕事の流儀」はなかなかいい番組だし、今年の大河ドラマも、単発のドラマもなかなかいい。

昨日(土曜日)の夜のドラマ「フルスイング」にも感動した。(現中日監督の)落合やイチローの打撃コーチを務めた故・高畠導宏さんをモデルにしたドラマなのだが、NHKらしい、民放には決して作ることの出来ないドラマだと思った。

そんななかでの、NHKの新たな不祥事。実に残念でもったいない。

職員数が1万人以上もいるわけなので、毎年犯罪者がでるのは、確率的にはしょうがないのかもしれない。

しかし、僕のようなNHKファンも世の中には少なからずいるのだ。NHKの番組に元気がなくなるのは困る。もっともっと質のいい番組を作ってもらわないと。民放にはできないNHKならではの安心して観ることの出来る番組を生み出して欲しい。

NHKの経営や管理に携わる幹部の皆さんには、二度とファンを残念にさせるような不祥事が起きないような仕組みを作って欲しい。

現場の皆さんには、今回のことで腐らず、落胆せず、萎縮せず、でも反省はきちんとしたうえで、目の前の仕事に今まで以上に真剣に取り組んで欲しい。

・・・と、なぜか今夜の日記は「NHK特集」になってしまいました(笑・・・うことではないな)。

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