釘さん日記

うまれよ塾の日

1999年から(つまり、まだ20世紀だった時代から!)行っている『うまれよ塾』 。パフが僕ひとりだった時代からずっとやり続けている就職講座だ。

今夜も18時~21時まで(個別相談まで含めると22時まで)、行っていた。

今夜は10名の学生諸君が集まってくれた。

みなそれぞれに、悩みや不安を抱えている。

気にしなくてもいいことを、気にしている。力を入れなくてもいいことに、力を入れている。エントリーシートの書き方に悩んでいる。面接での会話に悩んでいる。

そりゃそうだろう。生まれて初めての就職活動なのだから。いままで「カイシャ」という場所で働いたことがないのだから。

僕たち社会人が考える以上に、彼らは、未知の世界を前に、恐れを抱いているのだ。

だから、表面的なテクニックやハウツーに走りがちになってしまう。

「こうしたほうがよい」「ああしたほうがよい」。「こういうことを言ってはダメだ」「こう見せるとうまくいく」なんていう、くだらないマニュアル本の言いなりになってしまう。

挙句の果ては、自分を見失って、本来の自分の良さ(自分らしさ)を表現することができずに、不本意な結果に終わってしまう。目の前のカイシャが「本当に自分が活躍できそうなカイシャなのだろうか?」という視点を持つ前に、「どうやって内定を勝ち取ろうか」という視点で眺めてしまう。ひとつでも多くの内定を取ることが、就職活動のゴールとなってしまう。

これらの間違った考えを、少しでも取り払うことを、『うまれよ塾』では行っている。

きょう来てくれた10名の学生。少なからず理解してもらえたようだ。自分に自信を持ってくれたようだ。

『う・ま・れ・よ』の4つの文字で、世の中に、すがすがしくデビューしてほしい。

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