09年度の就職活動に向けてのうまれよ塾 は、昨年の9月から開設していた。
9月といえば、まだ学生にとっては夏休み。たいして集まりはしないだろうが、来なきゃ来ないで開店休業すればいいや、という、ちょっといい加減なモードで受付を開始した。
そんないい加減なモードでの、昨年の9月開催の、うまれよ塾。確か申込みは、3人ほどあったように記憶している。
しかし、実際に来てくれた学生はひとりだけ。なんと、家庭教師モードでの、うまれよ塾となったのだった。
まさに、パフの理念である 「世界で、たったひとりのあなたのために」の実践だったわけだ(苦笑)。
この日、参加してくれた学生は、青森の大学で獣医学を学んでいる学生。うまれよ塾に参加するためだけに、遥か青森から東京のパフまで、わざわざ来てくれたのだった。
こりゃあ、いい加減にやるわけにはいかない。
そういうわけで、この日の学生には、特に思い入れがあった。名前をMさん という。
そして、Mさんは昨年の12月。めでたく研究職として、某製造業から早々と内定をもらうことができた。
Mさんから 「内定をいただくことができました♪」 という連絡をもらったときには、我がことのように嬉しかった。
前振りが長くなったが、そのMさんが、きょう再度パフを訪ねてくれた。先週から関東のほうで学会が開かれていたとのことで、その帰りに寄ってくれたのだ。しかも、手土産を持って。
とても嬉しい。お土産をもらったことにではない。たった一度の(しかも3時間だけの)うまれよ塾だったのに、ここまでパフに恩を感じてくれていることに対して、だ。
Mさんからは、昨年のうまれよ塾が終わるとすぐに、お礼の手紙(もちろん手書き)をもらっていた。そして、今年の正月には、直筆の年賀状ももらっていた。そしてさらに、今回は、学会の帰りとはいえ、わざわざ手土産を携えて、パフに立寄ってくれた のである。
こんなことのできる学生は今、いったいどれくらいいるのだろうか。誰から言われたわけではない。マニュアルで動いているわけでもない。自分の素直な気持ちを、自然な行動で表してくれているのだ。
素晴らしい。Mさんの採用を決めた会社は、実にラッキーだ。こんな逸材を採用できたわけだから。
こんな学生が、もっともっとたくさん社会に生み出されていったとしたら、いい世の中になるのは間違いない。
パフがその後押しを、多少なりともできているのだとすれば、これほどの喜びはない。
#ちなみにMさんの内定先は、1年前まで、パフと取引のあった会社だった。いまは残念ながら取引が途絶えているのだが、これを機会に復活させないといけない。がんばれ営業!!