きょうは朝から、 「日経IRフェア2008」というイベントを見に行った。IRというのはインベスターズ・リレーションの略で、投資家向け広報という意味だ。
100社以上の上場企業や証券取引所が出展し、1万人以上の投資家が来場するというので、どんな感じのものなのか見に行くことにした。
パフも200名の投資家の方々に株主になっていただいている。日頃は直接の接点がほとんどないのだが、こういったイベントを通じて、投資家の方々の興味、関心の向かう先を理解しておくのも大事なことだと思ったのだ。
最初に聞きに行ったのが、海江田万里氏の講演。資産運用をテーマにしたものだったのだが、政治、金融政策に関する話も出てきて、なかなか興味深かった。
その後、いくつかの企業ブースを訪問。ふた昔前の歓楽街の呼び込みのような状態で、企業の投資家へのきわめて強烈なアピール姿勢を感じた。
パフの取引先の「会社説明会」にも参加した。学生向けの会社説明会とは違って、数字を中心とした過去、現在、将来の説明。ただ説明の仕方はとても懇切丁寧で担当者の力も入っている。またリアルな企業の姿も見えてくる。学生は、就職情報会社や人事部が主催する説明会だけじゃなくて、こういう投資家向けの説明会にも参加したほうが、企業の実態が見えてきて良いのではないかな、と思った。
次に行っ たのが、幸田真音さんの講演会。幸田さんの姿は、日曜日の朝の番組のコメンテーターとしてよく拝見するのだが、実際にはどんな人なのかなあと興味深く参加した。
もともとは債権ディーラーで、その後、経済作家に転身した幸田さんなのだが、とても可愛らしい人だ。年下の僕が言うのも失礼な話なのだが、とても初々しく、好感のもてる講演だった。
それにしても会場に溢れていた投資家の皆さん。土曜日ということもあったのだろうが、地元の商店街を散歩している、ごく普通のおじさんやおばさんたちと同じような雰囲気の方々だったのは意外だった。