先日の日記で、インターンシップ一期生のUスギ(当時、中央大3年生)のことを書いたばかりだ。それから一週間も経っていないというのに、Uスギと同時期にインターンシップとして働いていたUハラ(当時、津田塾4年生)とNグチ(当時、東洋大4年生)が本日、それぞれ別々の時間にパフに来訪してくれた。
しかも、前もって示し合わせたわけでもなんでもない。
Uハラは、彼女が現在運営を手伝っているNPOの代表と一緒に来てくれた。大学卒業後、紆余曲折の連続だったというUハラだが、9年前と変わらず、若々しくチャレンジャブルな女性だった。
Uハラが来訪するほんの少し前、Nグチから8年半ぶりに電話連絡があった。
「おおぉ!Nグチ? いやー、ひっさしぶりだなぁ!」
先週会ったUスギや、きょうのUハラとは、数年に1回は会う機会があったのだが、Nグチとは、彼が社会人になった直後に会ったきり、きょうまで音信不通だったのだ。
なので、UハラにもNグチの話題を出した。
「実はついさっき、Nグチから電話があったんだよ。Uハラ、Nグチのこと覚えてる?」
Uハラは、もちろんNグチのことを覚えていた。7人いたインターン生のなかでも、もっとも勤勉で、架電件数も営業訪問件数も、ダントツでいちばん多かったのがNグチだったからだ。
UハラもずいぶんとNグチのことを懐かしがっていた。UハラとUスギとNグチと僕とで、同窓会をやろう!ということで盛り上がった。
そしてUハラが帰った後、ふたたびNグチから電話があった。夕方、外出の予定があり、その帰り道にパフに寄りたいという電話だった。
もちろんウェルカムである。
そして夕方18時半、ついにNグチは現れた。8年半ぶり、実に懐かしい。
パフの事務所を見学して、 「うわー、ちゃんと社員全員分の机と椅子があるんですね!」と感動していた。
不思議な感動の仕方のように聞こえるが、かつてのインターン生にとっては、ひとりひとりに机と椅子があるというのは驚きなのだ。昔は全員分の机と椅子がなかったので、立って仕事をするのが当たり前だったのだ。
先週来てくれたUスギも、きょう来てくれたUハラもNグチも、皆口をそろえて、 「いま自分が頑張れているのは、あのときパフでインターンシップを経験したからです。本当に感謝しています」と言ってくれる。涙が出るほどうれしい。
でも、感謝しなければならないのは、こっちのほうだ。
お金がなくて給料を払うことのできなかったパフなのに、机も椅子もなかったパフなのに、クーラーもぜんぜん効かなかったパフなのに、彼らは、朝から晩まで汗だくになりながら、一生懸命働いてくれた。
彼らの働きがあったからこそ、いまのパフがある。
その彼らと、この数日間で(不思議なことに)3人立て続けに再会できた。
これは、きっと何かの幸運の前兆に違いないぞ(喜)。