銀座での打ち合わせのあとの昼休み、近くの楽器屋さん(山野楽器)に寄った。コンサートに備えて、ギターストラップを買うためだ。
多少若造りのシャレたギターストラップがあったので、あまり悩まずに選択して購入。ふと目を横にやると、ハーモニカがずらっと並んでいる。前日、井上陽水がハーモニカとギターだけで弾き語りをしているライブの映像を見たばかりで、そのシーンが頭に浮かんできた。
僕はいままでハーモニカで演奏などやったことがなかった(小学生のときの音楽会くらいかな?)。でも、陽水みたいにハーモニカとギターで弾き語りができると、それはそれでカッコイイ。12月11日のコンサートに間に合うかどうかはわからないが、いい機会だから練習でもしてみるかと、思わず衝動買いしてしまった。3千4百円也。
そのハーモニカ、いま僕の手元にあるのだが、早速後悔。ギターは、夜中でも音を絞ることができるのだが、ハーモニカはそれができない。静かに吹いても音が出ない。かといって大きく吹くと、隣で試験勉強をしている娘から怒鳴られること必至だ。こりゃ、隅田川にでも行って練習しなきゃダメかな。
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ところで今夜は、2週連続の「うまれよ塾」だった。先週と同じ12名の参加。賑やかにできる、ちょうどいい人数だ。
2週連続で来てくれた学生(M君)もいて、「先週と同じ話しかしないけど大丈夫?」と聞いてみたが、「はい!」とニッコリ。おお、たった一週間だけど、なんだかすごく成長した感じだ。
そのM君が自己紹介のときに話してくれたことが嬉しかった。
M君は、「自ら仕事の目的を作り出し、自ら仕事を楽しくすることが大事」だと、先週のうまれよ塾を通して気がついたという。そして先日、アルバイト先(とある外食店)で、店長から頼まれもしない(日頃は誰もやらないような)仕事を自ら率先してやったという。そのことがお客さんに喜ばれ、店長にも評価され、自分自身とてもその仕事を楽しめたという。まさに「うまれよ効果」だ。
21時半過ぎに塾終了。きょうもなかなかの充実の会だった。なんたって参加してくれる学生が皆、真剣なのだ。やってるこっちも嬉しくなる。ビジネス的には1円の利益にもならない塾なのだが、毎回、お金では買えないものを学生からもらっているように思う。パフがパフたる所以といえばいいのだろうか。僕はこの「うまれよ塾」を通して、それを毎回再確認しているのだ。