午前中、とあるNPO(特定非営利活動法人)のAさん(上智4年女子)と、Tくん(慶応4年男子)から取材を受けた。
このNPOが発行しているフリーマガジンに、僕のことを取り上げてくれるらしい。
取材されるのは僕のはずなのだが、まずは僕のほうからいろいろと取材させてもらった。立場逆転だ。
Aさんは、卒業したら就職するのではなく、自分で立ち上げた会社(登記はすでに行なっているらしい)を切り盛りしていくらしい。その傍ら、このNPOのサポートもするという。思い切った進路を選んだんだなぁと感心する。
Tくんは、僕も26年ほど前にお世話になっていた人材ガリバーのR社に入社するという。本当は言いたくなかったらしいのだが、僕のツッコミのせいで、隠せなくなったようだ。ただ入社後は、人材部門とは違う部門を希望しているとのこと。
AさんはNPOの代表。Tくんはフリーマガジンの編集長。そんな立場の二人から、あれやこれやの鋭い質問をもらった。
いちばん感心したのは、僕のことをトコトン調べ上げてきてくれたこと。
この『釘さん日記』はもちろんのこと、僕が昔書いていた『パフの創業物語』を、隅々まですべて読み込んできていたのだ。
しかも、物語に書かれていたエピソードのほとんどが頭の中に入っていた。たいしたものだ。
つい先日(2週間くらい前だったかな)、やはり雑誌の取材ということで、プロの女性記者が来社したのだが、こちらはまったくなってなかった。パフが何をやっている会社であるかすら、知らずに来ていた(人材紹介業だと思っていた)。会社ホームページを読んだ節もない。思わず説教をしてしまったくらいだ。
やっぱり取材をする人間の最低限のマナーとして、事前に調べられることはキチンと調べるっていうことが大事なのだ。
Tくんの取材姿勢をみて、すっかり気分の良くなった僕は、うっかり余計なおしゃべりをしてしまった。
どのような取材記事が仕上がるのか、いまからとても楽しみである。