釘さん日記

大学入試センター試験を解いてみた日

昨日ときょうの二日間、大学入試センター試験が行われた。全国の受験生諸君、お疲れ様でした。

僕が大学入試を初めて経験したのは、いまからちょうど30年前。1979年の1月だった。僕らの学年が、いちばん最初の共通一次試験(いまの大学入試センター試験の前身)を受験した世代で、大学独自の試験(二次試験)の前の一次試験として、(当時は国立大学の受験生だけだったが)全員が必ず受けさせられることになったのだった。つまり、国立大学の一期校、二期校という区別がなくなったのは、僕らの世代からなのだ。

(でも30年経ったいまでも相変わらず、旧一期校とか旧二期校とか言いますよね。この時代から、より偏差値志向が高まったからなのかもしれません)

この30年前の共通一次試験の日のことを、僕はなぜかよく覚えている。当時下宿生だった僕は、朝早く下宿屋のおばさんに叩き起こされて、いつもより早めの朝食を食べ、他の下宿生たちと一緒にバスに乗って受験会場である大分大学まで、眠い目を擦りながら向かった。

受験勉強なるものをほとんどやってなかった僕が自信を持って試験に臨めたのは、5教科7科目あるうちの、わずか3教科3科目のみ(ちなみに国語と英語と数学ね)。

生物や地理の時間なんて、試験問題も読まずに、マークシートを塗りつぶすだけ塗りつぶし、あとは睡眠不足を解消するために机に顔を伏せて寝ていたのだから大したものだ。

その日の大分市内は雪がたくさん降っており、大学のキャンパスに降り積もった雪の白い景色がやたらと綺麗だったのが、いまでも目に焼き付いている。

 

・・・という、懐かしの共通一次試験(いまは、センター試験)。きょうの新聞に1日目の試験問題が載っていたので、国語の試験の最初の長文読解だけやってみた。

ふむふむ。なかなか読ませる長文だ。なるほどね。

20分くらいかけてじっくり解いてみた(時間かけすぎかな?)。

よし。できたぞ。

そして答え合わせ。

お、おお、おおおお。なかなかやるじゃん!!

なんと全問正解だった。ちょっと悩んだ選択肢もあったが、正解できて嬉しかった。

しっかし、たった10問程度解いただけで、もう頭はヘトヘト。とてもじゃないが、全部の問題をやるだけの自信も体力もなかった。

1日のうちに何科目も受けなければならない受験生はエライ!! 集中力と持久力がないとダメですね。

うちの娘も、来年はこの試験を受けることになるのだという。30年前の父親みたいに、試験中に寝たりしないように頑張るんだぞ~!

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