釘さん日記

犬を飼いたくなった日

先週から公開が始まった映画、『HACHI 約束の犬』を観た。

優しくなれる映画だった。

リチャード・ギアの「HAーCHIー♪」と言いながら、HACHIとじゃれているシーンが良かったなあ。

ストーリーには山も谷もなく、ただ淡々と、HACHIとHACHIを取り巻く人々の日常を描いているだけだ。

HACHIは毎朝、リチャード・ギアの出勤のとき駅まで送っていく。帰宅の時(決まって夕方5時の電車)には、必ず駅まで迎えに行く。

そして飼い主であるリチャード・ギアが急逝したあとも、HACHIは毎日毎日、雨の日も晴れの日も雪の日も、帰ってくるはずのない主人を駅で待つ。

そして10年後、HACHIは主人を待ちながら、静かに息を引き取る。

ただそれだけの映画なのだが、観ているものの胸を打つ。

けな気なHACHIが愛おしい。

リチャード・ギアが亡くなる日の朝、リチャード・ギアに「行かないで」と訴えかけるHACHIの演技が秀逸だった。

 

僕が3歳のころまで住んでいた母親の実家(旅館)にも、秋田犬の雑種と思われる犬がいたのだが、その犬(富士という名前だった)を思い出した。とても賢い犬で、泣き虫の僕を慰めながら遊んでくれた犬だ。

いまのマンション暮らしだと無理なのだが、将来、仕事を無事引退できたとしたら、庭のある一軒家に引っ越して、ぜひ犬を飼いたい。というより、犬と仲良く暮らしてみたい。

そう思わせてくれる映画だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

(松竹の)関根部長!いい映画でしたよ♪

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