知る人ぞ知る京都の超優良企業、堀場製作所。エンジン排ガス測定・分析装置分野で80%の世界トップシェアを握る会社だ。
この会社を創業したのが堀場雅夫さん。1945年10月の終戦直後の創業だ。当時、堀場さんはまだ京都帝国大学の学生だった。堀場さんが未だに、“学生ベンチャーの草分け”と呼ばれる所以である。
今日は、この堀場さんの講演会に招かれ参加した。
堀場さんは1924年(大正13年)12月1日生まれ。なんとうちの母親と同い年。誕生日も、たったの1週間しか違わない。今年で御歳85歳の人生の大々々先輩なのだ。
講演を聴いて、びっくりした。
明るく、ユーモアにあふれ、頭脳明晰。言葉も100%明瞭。参加者からの質問にも、即興とは思えないくらい、面白く引き込まれる話をされていた。極めて魅力的な方なのだ。とてもうちの母親と同い年とは思えない。
しかし、そんな「高齢なのにすごい」ということだけではなく、絶対的なすごさが堀場さんにはあった。自分なんて、まだまだケツの青いひよっこだということが分かった。
日本には起業家となるような人間は、全体の2%しかいないそうだ。僕は辛うじてこの2%に入っているのかもしれないが、堀場さんのようなベンチャー経営者は、全体の0.001%くらいしかいないのではないだろうか。
なんにしても勉強になる、刺激的な講演会だった。その後の懇親パーティーでも、懐かしい方々や意外な方々とお会いできたし。
僕をゲストとしてお招きくださった、関東ニュービジネス協議会の吉井委員長(企業内新規事業委員会)に大感謝である。
吉井さん、どうもありがとうございました!!