釘さん日記

マンションの一室での、うまれよ塾だった日

今夜の「うまれよ塾」は、九段下のマンションの一室で行われた。

マンションと言っても住居ではない。

パフの昔からのパートナーの取締役であり、僕のお友達であるTさんがライフワークとして行っている別会社(NPO関連)の事務所なのだ。ニートや引きこもりになってしまった若者を社会復帰させるための取り組みを行っている。このマンションはその活動の拠点となっている。

パフの東銀座のセミナールームがリストラになったことを聞いて、このTさんが、「じゃ僕らが使っているマンションの事務所を使ってくださいよ。夜なら大丈夫ですよ」という、ありがたい申し出をいただいたというわけだ。

マンションのドアを開けると、ちゃんとした事務所になっているのだが、外見はごく普通のマンション。なんだか怪しさがプンプン漂う。

「みんなマンションのドアを開けることが出来ずに、怖がって帰っちゃうんじゃないかな…」と、ちょっと心配になった。

が、それは杞憂に終わった。

開始時には申込者のほとんどが集まった。数名はドタキャンがあるだろうと思っていたのだが、それもなく、すべての席が埋まってしまった。

塾は、いつにも増して熱く温かく行われた。マンション効果か?

しかも、なんとTさんが、塾の途中で、全員におにぎりとお茶の差し入れを持ってきてくれた。部屋を貸してもらえただけでもありがたいのに、差し入れまで出してくださるとは!! もう感動である。

塾は21時には終了したのだが、その後、わざわざ仙台から来てくれた学生のために小一時間ほど個人面談。その後、この学生を駅まで(女子学生で夜遅かったこともあり)送って行って、本日のうまれよ塾はすべて完了。

Tさんの差し入れのおかげもあり、なんだか自分自身が温かい気持ちになれた、記念すべき「うまれよ塾inマンション」の第一回目だった。
 

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