昨日はめまぐるしく一日が過ぎていった。
朝いちで「見込み客リスト」に関する打ち合わせ。顔の見えない(パフの担当者がきちんと情報を押さえていない)見込み客がちょっと多すぎるな。こりゃ営業効率が悪いわけだ。
その後、社員との評価面談が2連荘。うむ。うむ。
面談が終わるや否や来客。
都内の大学1年生(19歳)である。
今コラボを模索している某社社長の姪っ子さん。名まえをRさんという。
Rさんは将来の職業について、すでにいろいろと考えているらしく、(某社社長の紹介で)僕のところに相談に来たのだった。
大学一年生で、自分の職業のことを真剣に考えているなんて、たいしたものである。しかも(叔父さんの紹介とはいえ)、見ず知らずの僕のところに相談に来るとは、たいした行動力である。
お昼ごはんを食べながら、一時間半ほど、いろんな話をした。
企業の採用の裏話をしてあげたら、とても興味を抱いてくれた。学生にとって企業というのは、ホントに遠い存在で、とても怖い存在にうつるようだ。リアル感がないのだ。
僕だって昔はそうだった。たまたま僕は大学3年生の終わりから、企業の人事部向けに(就職情報誌の)営業に携わったおかげで、ほかの学生よりは早めに企業の実態を知ることができたが(その結果、多くの企業に幻滅してしまったのだが…)、その前までは、やっぱり企業は雲の上の存在だった。
大学一年生のRさんと話をしていて、企業やビジネスマンの素の顔を(凄いところも脆いところも)、もっと学生に分かりやすく伝える手段はないものかと考えた次第だ。
まあ、実際に働いてみないと、なかなか本当のところは分からないんだけどね。
その後、協賛企業のS社に移動。パフから徒歩1~2分のところにある(パフにとっては)好都合な会社だ。
この4月から社会人一年生になる内定者たちに、「うまれよ塾S社特別編」を講義するために伺ったのだ。もう今年で3年目になる。
なんと嬉しいことに、昨年「うまれよ塾」を聴いてくれたかつてのS社内定者(現在1年目社員)が2名も人事部に配属になっており、2年連続で、僕の講義を聴いてくれた。ひとりの社員(女性)は始まる前に「いまでもクギサキさんの講義内容、よく覚えてます」と言ってくださり、もうひとりの社員(男性)は講義後、「あらためていまこの立場で聴いたことで、とても新鮮な気持ちになりました」と言ってくださった。二人とも社会人になってまだたったの10ヶ月とは思えないくらい、たくましく立派に成長していた。目がいい。凛々しく清々しい。落ち着きもある。今年の内定者たちも、一年後、きっと大きく成長してくれることだろう。「うまれよ」のことを、ぜひずっと覚えていて欲しいと思う。
帰社後、また社員の面談。営業会議。さらにまた面談と続く。うむ、うむ、うーむだ。
そして本日のとどめは、本日起きたトラブル報告と、その対策。
あの世界のトヨタだって、トラブル対策をひとつ間違うと、大きくぐらついてしまう。トラブルへの対策を後手後手にしたことで消滅してしまった大企業もたくさんある。いわんや、パフのような小企業においてをや、である。社員ひとりひとりの「当事者意識」や「危機意識」を、もっと高めていかないと……。
企業の人材は、意識の持ちようひとつで「人罪」になりかねない。
こういう企業の恥ずかしい側面も、学生にもっと見せていくことが必要なのかもしれないな。