昨日の夜、東京に戻ってきた。
水・木・金・土と、4日連続で東京を留守にしていた。
きょうは(日曜日だけど)、この留守の間に起きたこと(いわゆるミスやトラブルなどのイレギュラーな出来事)の報告を受けたり、今後の対策を講じたりするための会議を、朝から会社の主要メンバーを集めて行った。
もちろん留守の間であっても、逐次これらの報告は(電話やメールで)受け取っていたし、僕抜きでも対策は進んでいたわけであるが、本日あらためて主要メンバー同士が顔を合わせ、情報を持ち寄り、事実の確認から原因分析や今後の体制作りを含めた対策まで話し合えたことは、とても良かった。
何が良かったのか。
もちろん今後の対策がきっちりと決められたことや、予見される様々な事象に対する先回りの打ち手が講じられたことが良かったわけであるが、それ以上に(僕が個人的、いや経営者的に)良かったと感じられたことがある。
それは、会社の事業を牽引している主要メンバーたちの当事者意識や危機意識の高さが、僕が期待するレベルであったこと。全体を俯瞰する力、問題を把握・整理する力が、とても優れていたということ。そしてそれらを、僕があらためて確認できたということが、良かったと感じたことなのである。
あんまり僕が安心してはいけないのかもしれないが、上に立つメンバーの成長を実感できて、ちょっと嬉しかったのである。
会社(組織)っていうのは(どんなに優良企業と呼ばれている会社であっても)、必ず日々なんらかの問題が発生しているものである。
しかし、優良企業(組織)とそうでない企業(組織)には、あきらかなる違いがある。
ひとつは、起きている問題に蓋をして、見てみぬ振りをしている(あるいは純粋に問題に気づいていない)会社。
もうひとつは、些細な問題であっても日々目を向けて(日々問題が明らかにされ、誰もが目を向けられる仕組みが用意されていて)、大きなトラブルに発展する前に対処できる会社である。
もちろん前者がダメな会社(組織)で、後者が優良な会社(組織)である。
優良な会社は、組織を構成するメンバー一人ひとりが、常に謙虚で前向きな姿勢を有している。メンバーは、(自分の役割や担当の垣根を越えた)周囲のすべての事象に対する当事者意識と問題意識を有している。組織を構成するメンバーには、意見(文句や傍観者的セリフ)を言うだけの批評家や評論家は一人もいない。誰もが(自分の担当外であっても)自分の手足を動かして仲間を助ける姿勢を有している。
パフはもちろん優良な企業(組織)を目指しているわけだが、まだまだだなあと反省することしきりである。
でも、本日の会議を終えて思ったことだが、パフは優良な方向に向かっているということは事実であり、その点に於いては素直に喜びたいのである。