昨日は午後から東京都の障害者雇用のシンポジウムに出席した。会場は、京王線の千歳烏山からあるいてすぐの区民センター。
この千歳烏山。実は大学を卒業した直後から約半年間だけ住んだことがある。
家賃が4万円ほどのアパートだったのだが、零細下請けソフト会社で勤務していた僕の給料は、手取りで8万円(当時の大卒初任給の平均は13~14万円くらいだったから、普通の人は11~12万円くらいの手取りだったと思う)。決して高い家賃ではなかったのだが、収入の半分が家賃で吹っ飛び、光熱費や電話代を払うと、残りの生活費は3万円にも満たなかった。
こりゃダメだ、ということで、半年でこの千歳烏山を引き払って埼玉の奥地に疎開したのだった。
でも半年とはいえ、社会人として初めて暮らした土地。なんだかとても懐かしくなり、昔住んでいたアパートのあるところまで帰りに足をのばしてみた。
まだあるかなぁ……と、ちょっとドキドキしながら旧甲州街道を新宿方面に歩くと……。
あ、あった!!
これが僕が23歳のときに住んでいたアパートなのだ。1階が中華屋さん。この3階の一室で、僕は暮らしていたのだった。中島みゆきの「ファイト!」を聞きながら、さっぱり分からなかったシステム開発の仕事を頑張っていたのだった。懐かしいなー。
ふと26年前にタイムスリップした一瞬であった。