釘さん日記

「親にとっての就職活動」を子供に聞いてみた日

今度の土曜日に、関西の某大学で親御さん向けの講演を行うことになっている。

タイトルは「親にとっての就職活動」。

就職に悩んでいるのは学生だけではない。お父さんやお母さんの悩みも深い。

いまの大学生の親の世代は僕とほぼ同年代。いまとはぜんぜん違う時代を生きてきた僕ら世代にとって、子供の就職活動とどう向き合ったらいいのか、確かに悩ましい問題かもしれない。実際に今年は、僕と同世代の親御さんからの相談を引き受けることがとても多かった。

逆に就職活動を行う子供たちにとって、親というのはどんな存在なのか。どんな姿が望ましいのか。

「これは実際に聞いてみるのがイチバン!」

ということで、聞いてみた。

パフが運営する「職学校SNS」には、現在就職活動を行っている(いた)現役学生や、パフを通じて社会に飛び出した若手社会人たちが、300名以上登録してくれている。その若者たちに、以下の質問を投げてみたのだ。

Q1.あなたの就職活動において、あなたの親は? 
1.協力的だった
2.とくに協力してもらったという記憶はない
3.陰ながら協力してくれていたのだと思う
4.無関心だった
5.むしろ妨害されたという感じがする
  
Q2.上記回答内容についての具体的エピソードや、あなたの感想をお聞かせください。 
 
 Q3.親からかけられた言葉や、されたことで、嬉しかったことは何ですか? 
 
 Q4.逆に嫌だったことは何ですか? 
 
 Q5.役立ったことは何ですか? 
 
 Q6.いま振り返って、親には「こうあってほしかった」ということをお聞かせください。 
 
 Q7.あなたのまだ見ぬ将来の子供には、どのような就職活動をしてほしいですか?

いやー、来る来るわ。まだ質問を投げたばかりなのに、もう10数名の方々からの回答が集まって来た。

親子の絆が弱まったとか、親が子供の就職に余計な口を出し過ぎるとか、世間ではいろいろ言われているが、今回の回答をみる限りでは、そんな印象はまったくうけない。むしろ、羨ましいくらいの親子の信頼関係を感じる。30年前のうちの母親に見せてやりたいくらいだ(苦笑)。

特に、Q7の「あなたのまだ見ぬ将来の子供には、どのような就職活動をしてほしいですか?」の質問に対する回答が良かった。

まだ結婚もしてない若者たちなのだが、将来のまだ見ぬ我が子への、しっかりとした育成の考え方や愛情を持っている。

うん。彼らならきっと立派な親になってくれる。子供も立派な大人に育つだろう。この国の将来に、とても明るい希望の光が見えてきたぞ。講演もがんばろっと。

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