40年前、僕は小学校4年生だった。
1970年、高度経済成長真っ盛りの時代だ。
世の中の景気をよそに、我が家は相変わらず貧乏だった。
贅沢はいまだに敵だった。冷蔵庫も、洗濯機も、カラーテレビも、電話すら我が家にはなかった。
このとき僕には密かな夢があった。ワクワクドキドキの夢があった。
しかし、春が過ぎ、夏が過ぎ、秋の声が聞こえた時、その夢は現実の厚い壁の前で儚く散った。
とても悲しかった。とても悔しかった。
その夢が40年の歳月を経て、今年叶うことが本日決まった。
その夢とは……。
いや、やっぱり言うのはやめよう。
明らかにしたとたん、40年前の夢のように儚く散ってしまうのが怖いから。
その夢が叶う「XDAY」は、9月下旬の予定である。
夢が叶ったその時にこそ、この夢の正体を、日記読者の皆さんに明かしたいと思う。