金曜日の夜から大阪に来ていた。
土曜日は朝から、「ふるさと就職応援ネットワーク」(略称:Fネット)の年一回の総会が大阪で開催されたのだった。
思えばこのFネットが設立されたのが2年前。その設立のために費やした準備期間を入れると(少なくとも僕が関わった期間だけでも)丸3年間になる。
発足したばかりのころは景気もよく我々の業界にも勢いがあった。
しかし、その直後のリーマンショックを契機とした雇用環境の悪化によって様相は一変。我々の業界は、「三割、四割、五割ダウンはあたりまえ」という自虐的な冗談が出るくらいの苦しい状況に追いやられた。
そんななかにあって、このFネットが存続できたことは価値のあることである。いや、このFネットが価値のあるものだったということだろう。
いまや、一社単独で価値を発揮する時代ではない。同じ志をもった全国レベルの会社が連携し、競争ではなく協奏する道を模索することによって、新たな価値が生まれるのだと思う。
ところで今回の総会では、「お仕事自慢全国大会」という催しが午後から行われた。
加盟各社の社員たちの日ごろの取り組みを自慢し合うのだ。1社10分間のプレゼンテーションを行うのだが、我がパフからは、入社7年目のナガサキが(倍率の激しかった社内予選を勝ち抜いたうえで)出場した。
彼女の「お仕事自慢」は、彼女が新入社員のころに生み出された商品である「パフLive」。
それまで合同企業説明会に対して批判的な立場をとってきたパフが、なぜ「パフLive」という合同説明会を行うことになったのか。普通の合同説明会にしないために、どういうコンセプトでどんな工夫をしたのか。(当時の)新入社員ナガサキは、どのようにこの商品をお客様に提案したのか。その結果、どういう成果や価値を生み出したのか。
・・・といったことを熱くプレゼンしていた。
その結果、なんと我がパフのナガサキが全国優勝!!! (なぜ優勝できたかの裏話はあえて割愛します、笑)
賞金(なんと福沢諭吉のハダカ銭)と、トロフィーを受け取った。
余興で行われた、社長3名の若かりし頃のお仕事自慢も感動的だった。さすが社長たち。様々な武勇伝を持っている。僕までも感動してしまった。
これは、全加盟企業の社員たちにも見せなきゃもったいない。来年以降は、総会やお仕事自慢大会も兼ねての、加盟全社での合同社員旅行を企画してみるのも良いのではないか、という話にも発展した。
Fネットの加盟企業は皆、数十名規模の小さな会社ばかりだが、加盟企業全社が集まると、それなりの規模になる。なかなか楽しい社員旅行になりそうだ。
総会やお仕事自慢大会も無事終わり、夜は、大阪の天満橋付近のお店で大宴会。各社の情報交換に花が咲いた。
Fネットの共同事業も、これから具体的に動き出す。
3年目のFネット、いよいよ飛翔の年となる予感がする。