昨日は、月に一度の企業向けメルマガ配信日だった。
例によって、僕が書いているコラム「どげえするんか?」を転載しようと思う。
今回は、5月20日に開催するシンポジウム「これからの新卒採用の話をしよう!」の宣伝としてのコラムを書いた。
とはいえ、普通の宣伝では面白くない。
シンポジウムで演ずる予定の目玉企画、寸劇の脚本のチラ見せを行なったのだ。
「釘さん日記」読者のみなさんも、ぜひお読みください。
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【01】釘崎の「どげえするんか?」
第51回 リアルでシリアスな寸劇を観てみんか?
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パフ代表釘崎が、現在の採用市場、就職活動、世の中のあれこれについて、
日々感じることを徒然なるままにお届けします。
※「どげえするんか?」=大分弁で「どうするんだ? どうしたいんだ?」
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あと10日後に迫った、職サークルが主催するシンポジウム「これからの新卒
採用の話をしよう!」。私は、講演とパネルディスカッションの進行役を受
け持つことになっています。
いままで弊社では、企業向けのセミナーは、数多く手がけてまいりましたが
「シンポジウム」と題したイベントを開催するのは初めてのこと。
そもそもシンポジウムとは、ひとつのテーマに対して、講演や公開討論など
を通じて参加者全員で深く考えていくもの。セミナーとは違い、単に壇上で
の講演を聴くだけでなく、会場の参加席にいる方々も一緒になって、ひとつ
のテーマを深く掘り下げながら、徹底的に考えていくような性格のものです。
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私たちが今回のシンポジウムで掲げているテーマ。それは言うまでもなく、
「新卒採用」のこと。
参加者の皆様に深く考えていただくにあたってご用意しているプログラムは、
●海老原嗣生さんの講演 ⇒ 「なぜ新卒採用は終わらないのか?」
最近では、テレビのコメンテーターとして出演することも多い海老原さんな
ので、皆さんもよくご存じなのではないかと思います。
雇用問題で従来常識と思われていたようなことを、歯に衣着せぬ語り口で、
バッサバッサと、切り捨てていきます。
もちろん切り捨てるだけでなく、「では、これから私たちは、どのように考
えて、どのような行動をとればよいのか」ということまで踏み込んで、提言
してくださる予定です。
と、この原稿を書いているまさに今、海老原さんから当日の講演資料が届き
ました。
資料を読んだだけでも、「なるほど、ポンっ!」と膝を叩きたくなるような
具体論が、てんこ盛りの状態です。
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そして、
●企業の採用責任者2名と、海老原嗣生さんとのパネルディスカッション
これからの新卒採用に必要なことは何なのか。現場責任者の考え方を披露し
ていただきながら、皆さんと一緒に議論を深めていきたいと思います。
もちろん、私たちが創業以来取り組んできている「職サークル」の事例や、
今後の計画についても、ご紹介させていただきます。
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でも、これだけで終わってしまったのでは、パフらしくない。
●寸劇 「新卒採用は誰のため?」
シンポジウムのテーマを題材とした「寸劇」を、勇気をもって行うことにい
たしました。
劇を通じて、企業の人事部や、企業経営者や、就職関連事業者のみなさまに、
新卒採用の意義を、あらためて問いかけてみたいと思っています。
この国の将来を支えてくれる若者たち。その若者たちの大事な節目に立ち会
う、私たち大人が考えなければならないことです。
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ということで、今回の「どげえするんか?」では、その寸劇の登場人物のご
紹介を特別にさせていただきます。
実は、この寸劇の脚本を書いているのはこの私です。プロの脚本家ではあり
ませんが、なぜかパフを創業して以来、寸劇の脚本を書く機会が、年に一度
は訪れています。
そしてなんと、この寸劇を役者として演じるのは、職サークル協賛企業の採
用担当者の方々なのです。
まだ出演交渉が完了していませんが、全員との交渉が成立すれば、9社9名
の方々に役者としてご登場いただくことになります。
世界広しといえど、このようなシンポジウムには、滅多にお目にかかれない
のではないかと思います。
……前置きが長くなりました。
では、以下、寸劇の登場人物たちです。
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<極東電器産業:東証一部上場の実力派電気メーカー>
・○○社長
先月までは同社のベトナム支社長だったのだが、日本に呼び戻されたのち、
すぐに社長に就任した。前社長は、自らが行った過大な金融商品への投資に
より多額の損失を会社に与えていた。そしてそれらを簿外処理で隠していた
ことから責任を追及され、辞任に追い込まれた。○○は、この後始末をする
ために、急きょベトナムから呼び戻されたのだった。○○は5年前、実力も
人望もある有能な取締役経営企画部長だったのだが、真っすぐ過ぎる性格が
災いし、前社長やイエスマンだった他の役員陣との間で衝突。なかば左遷気
味で、ベトナムに駐在していた。
・△△部長
短期成果と効率のみを求めている人事部長。前社長に可愛がられ、右腕とし
て辣腕を奮っていた。しかし、前社長の引責辞任に際しては同情のひとかけ
らもなく、「結局、彼は能力のない社長だった」と切り捨て、次の実力者・
権力者に擦り寄ろうとしている。新卒者採用に手間をかけるのは馬鹿らしい
ことだと考えている半面、就職情報会社が毎年発表する就職人気企業ランキ
ングをいつも気にしている。尊大でクールに見えるが、実は周囲の評価を気
にする小心者。
・凸凹課長
「企業は社会の公器」「うそをつかない。負けない。礼儀正しく。世のため
人のため」ということを、仕事をするうえでの信条にしている。そして、新
卒採用こそが会社を変え、これからの社会に必要とされる組織を創るための、
もっとも重要で有効な手段であると考えている。
・××係長
△△部長と似た価値観の持ち主。剛腕で、かなりやり手の採用の担当者。し
かし、自分のやり方にいつも口出ししてくる凸凹課長のことを疎ましく思っ
ており、△△部長に働きかけて、失脚させることを企んでいる。
・□□係員
入社二年目の若手課員。凸凹課長を陰ながら尊敬しているのだが、直属上司
の××係長に嫌われたくないため、いつも何も言えない。そんな小心者の自
分に自己嫌悪を感じている。
<▽▽社:大手就職情報会社>
・◇◇さん(極東電器担当の営業パーソン)
就職人気企業ランキングを武器に、大量の就職情報広告を売り込む、やり手
の営業パーソン。
<☆☆家:父、母、息子一人の核家族>
・父、まさと
家庭を大事にする優しい父親ではあるが、いつも妻の尻に敷かれている。中
堅企業の中間管理職。普段は何があっても怒らない父だが……。
・母、みき
曲がったことが大嫌い。三代続くチャキチャキの江戸っ子。実家は築地でい
ちばん大きな魚屋を営む。いまでも一声かければ、河岸から子分(実家の従
業員)たちが大勢集まるほどの人望を持つ。
・長男、かずと
都内の中堅校に通う大学4年生。「就活」のありかたに疑問を持ちながらも、
周りに流されながら大手有名企業の面接を受けている。自己分析も、やりた
いことも、志望動機も考えたことがない。しかし、母親のDNAはしっかり
受け継がれており、ウソがつけない、愚直なまでにまっすぐな性格。
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さて、これら登場人物たちが、いったいぜんたいどのようなドラマを演じて
くれるのか。
果たして、笑えるのか、泣けるのか、不愉快になるのか、シラケルのか……。
先にも書いたように、私たちはこの寸劇で、「新卒採用の本質」を、あらた
めて参加者の皆さんに問うてみたいと考えています。
皆さんのご参加を、心よりお待ち申し上げております。
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▼5月20日開催 職サークルシンポジウム
「これからの新卒採用の話をしよう!」
詳細・お申込はこちらから↓
http://puff.weblogs.jp/corp_seminar/2011/04/20110520.html
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【今回のどげえするんか?】
実はGWの最後の2日間、この寸劇を書くためにウンウン唸ってたんじゃ。
おかげで脚本の神様が、降臨してきてくれたようじゃ。
でもまだ神様が降りてきただけなので、執筆の苦しみから逃れられたわけ
ではない。まさに書くのは、これからなんじゃ。せっかくだったら、一人
でも多くの人に見てもらいたいもんじゃの。
さあ、あんたはシンポジウムに参加するか、欠席するか。
どげえするんか?