昨夕は、パートナー企業の社長であるTさん(あえてイニシャル)と、真面目な打ち合わせ。そして夜は引き続き、Tさんとサシで新年会。
焼酎のお湯割りを酌み交わしながら、昭和の匂いがぷんぷん漂う、茅場町の老舗の焼鳥屋で語り合っていた。
Tさんは先日、息子さんが成人式を迎えた。僕も先日、娘が成人式を迎えた。
ということで、最初は自分たちの息子・娘の話が中心だったのだが、そのうち、「では自分たちの成人式の頃はどうだったか」という話題に移っていった。
いやあ、面白かった。
Tさんの青春時代。まさに、昔の青春映画や青春小説に出てくるような物語がたくさん。
いろいろあるのだが、やっぱり「下宿」での話が面白い。
昔の下宿っていうのは、だいたい二階建て。一階には大家のお婆ちゃんが一人で暮らしており、何部屋かある二階の一室(だいたい四畳半~六畳)を借りる。隣の音は筒抜け。テレビやラジオの音はもちろん、鉛筆が転がる音まで聞こえてくる。トイレは共同。風呂は外の銭湯を使う。
そんななんとも不便な環境で、地方から上京してきた当時の貧乏学生たちは暮らしていた。もちろん僕もTさんも。
この下宿を舞台に、数々の青春ドラマが繰り広げられたわけなのだが、そんな話で昨夜は盛り上がっていた。詳細(不意の先生の来訪に、彼女を押し入れに隠したTさんの話とか!)は一切書けないけど、まさに、「ああ、青春」なのだ。いろんなエピソードをまとめると、一冊の小説が書けるかもしれないな(笑)。
さて、今朝も寒い(>_<)。
吉永小百合の「寒い朝」でも聞きながら会社まで行くかな。
では、行ってきます!