最近は、僕のところにセールスの電話が回ってくることはほとんどない。
最初に電話に出た社員が、
「たいへん失礼ですが、どういったご用件でしょうか?」
と聞いてくれるので、(いわゆる先物取引や不動産投資などの)エイギョウエイギョウした電話は門前払いしてくれるからだ。
しかし、ド新人が電話を受ける場合は、門前払いすべき電話か、回してもいい電話か、なかなか判断がつかない。
昨日も、内定者研修兼アルバイトとして出社していたアズサワが、僕に電話を回してきた。
社名を聞いても名前を聞いても用件を聞いても、アズサワはごにょごにょして要領を得ない。ま、無理もない。彼は電話を取り始めてまだ3日目なのだ。
「じゃ、いいよ。出てみるよ」
と、セールスの電話だと分かりつつも受話器を取ってみた。
電話の向こうは、いかにも怪しい気配を醸し出した男性の営業マン。年齢は(たぶん)40歳前後。
「社長様でいらっしゃいますか?」
と聞いてくるので、
「いえ、代理のものですが…」
と、しらーっと答えてみた。
すると先方は態度をころっと変えて、
「社長様と直接お話ししたいんですが」
と高圧的に言ってくる。
僕もちょっとムッとして、
「社長は不在なので、私が用件を承ります。どういったご用件でしょうか?」
と聞いてみる。
「投資関連のお話ですので社長様じゃないとお分かりにならないかと(フンフン)」
と、無礼なことをさらに言う。
「当社ではそのようなお話はすべてお断りしております」
と言ったとたん、先方からガチャンと電話を切ってしまった。
昔からありがちな不愉快セールスの典型パターンだが、いまだにこんなスタイルの営業をやっている会社もあるんだな。
先週は、人材大手のパ○ナの新人と思しき営業ウーマンが僕あてに飛びこみでやってきた。
僕は不在にしていたのだが、他の社員が名刺とパンフを受け取っていた。
その名刺には、丁寧な字で訪問の用件がびっしりと書かれていた。また名前から判断するに中国系の女性だった。
「新卒採用のお手伝いをしますのでぜひご検討ください」と書いてあったことには思わず苦笑したが。
僕はこういう手書きのメッセージを置いて帰るような飛び込み営業マンが実は好きだ。
ついつい会いたいと思う。
新人の女性営業ウーマンならなおさらだ。
僕はその名刺を見てすぐに、パ○ナに電話したのだが、その女性は不在。直後に、いかにも人材系営業マンっぽい(?)男性から折り返しの電話がかかってきた。
「お電話いただきありがとうございます。○○はまだ新人研修期間ですので私が代わりに訪問させていただきたいと思います」
と言うので、
「いや、あなたにお会いしたかったわけではなく、飛び込みで訪問された○○さんにお会いしたいと思って電話したんです」
と言ったら、明らかにその営業マンは不機嫌になってしまい、
「ではまた○○の研修が終了したら、彼女からお電話させます(ガチャっ)」
と、なってしまった。
いずこの世界も、アポイントをとりつけるのは難しいようで(笑)。
ところで昨日は、このテレアポの修羅場を潜り抜けてきたパフのヒラハラがテレビ出演していた。
夜11時のワールドビジネスサテライトだ。
なかなか威風堂々としたインタビューへの答えっぷりだったな。
※期間限定で、こちらから視聴できるようです ⇒ http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_21107
さて、では本日も「梅ちゃん先生」を見てから行ってきます!