と、「釣り」のような日記タイトルだが、実はこれ、真面目な書籍のタイトルなのである。
正式な書籍名は、『一生の仕事が見つかる ディズニーの教え』。昨年(2012年)の12月に、日経BP社から出版された本だ。
著者は大住力(おおすみ・りき)さんという。「難病の子どもとその家族へ夢を」という公益社団法人の代表理事を務めている方だ。
僕は、大住さんのことを直接存じ上げているわけではない。
昨年の暮れ、この「釘さん日記」の愛(?)読者でもあるネコティさんから、「クギサキさん、これ読んでみてもらえませんか?」と、この本をプレゼントしていただいた。
正月休みに、どれどれと読んでみて初めて、大住さんのことも、この社団法人のことも知ったのだった。
なんでもネコティさんと大住さんは、学生時代の友人なのだそうだ。
とても読みやすい本だった。そして感銘を受ける本だった。就職活動中の学生に読ませたいと思える本だった。事実、就職活動現在進行形のうちの娘にも、「これ読んでみろよ」とすぐに手渡した(読んだかどうかは定かではないが、苦笑)。
僕があれこれ感想や書評を書くよりも、この本の「まえがき」を読んでもらったほうが、著者の思いや書籍の意図をご理解いただけると思う。
ということで、以下、少しだけ抜粋して転載する。
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今、若者を中心に、「自分がやりたいこと」を見つけられない人が増えているそうだ。
大学生は、就職活動をする段階になって初めて、自分にはやりたいことが何もないことに気がついて愕然とする。面接で志望動機を聞かれて口ごもり、いったい自分にはどんな職業が向いているのだろうかと悩み、挙句の果てには「面接で話すために」インドやアフリカなどを放浪したりする人もいるという。
(中略)
この本は、自分が本当にやりたいことを探している人にとって、少しでも参考になればと思って書かせていただいた。
(中略)
やりたいことを探しているのは、若い人たちだけではないだろう。僕と同世代でも、実は、本当は違うことがやりたいのだけれども、踏ん切りがつかないという人がいるはずだ。
—
大住さんは、東京ディズニーランドを運営する株式会社オリエンタルランドで約20年間過ごしたのちに、難病の子どもとその家族を支援する公益社団法人を立ち上げた。
この本には、絶好調の有名大企業を辞めて、先行きどうなるかわからないような社団法人を立ち上げた大住さんの職業観や人生観といったものがまとめられている。「仕事探し」や「自分探し」に悩んでいるであろう多くの若者たちに、大きな希望や勇気をあたえてくれるようなエピソードが散りばめられている。
就職活動中の学生のみんなに、ぜひ読んでみてもらいたい書籍である。
ということで日記読者のみなさん、ぜひ買って読んでみてくださいね。大住さんの活動を支援することにもつながるので、老若男女問わずぜひ^^。
さて、本日はこれから(いま午前1時なので、あと5時間後の飛行機で)大分に飛び、大分を経由して夕方、福岡に入る。
もちろん日中は仕事なのだけれど、明日の朝は福岡でもランニングをするつもり。ちょっと黄砂やPM2.5が心配だけど…。
そして明後日は広島だ。広島では走れるかな?
水曜日の夜、いったん東京に戻って、また翌日、今度は長野に移動する。長野は日帰りなので走らないけど…。
ということで今週は出張ウィーク。寒暖の差が激しいようなので体調には気をつけなきゃね。
では、ちょっとだけ寝てから行ってきます!