昔は、いろんなビジネス誌を買って移動中の電車や空き時間によく読んでいたものだが、最近ほとんど買うことがなくなった。唯一買っているのが(というか定期購読しているので勝手に自宅に届けられてくるのだが)日経ビジネスだけ。それもパラパラめくって、気になる記事だけを拾い読みする程度である。
これらに代わって、よく読んでいるのがビジネス誌のオンライン版。
毎朝、メールで見出しが送られてくるのだが、そこで気になるものをクリックするとPCやスマホの画面に、読みやすくまとめられたレイアウトで表示される。紙の雑誌よりも集中して短時間で読むことができる。
僕がよく読んでいるのが(もちろんすべての記事を読めているわけではないが)、「日経ビジネスオンライン」と「東洋経済オンライン」と「ダイヤモンド・オンライン」と「日経メールニュース」だ。
で、これらが、なかなか面白い。立ち読みをしていたら偶然、面白い本や記事に出会うのと同じような感じのことがある。
今朝、配信されてきたこの記事(日経ビジネスオンライン)も、なかなか面白かった。
ウルトラセブンはぼくらの「文化」だ!
『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』/『音楽と音楽家』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/book/20130514/248017/?mlp
たしかに、僕らの世代にとってウルトラセブンは「文化」だった。あの深みのあるストーリーに、毎回入り込んでいた。毎週、ドキドキワクワクしながら日曜夜の放送開始を待ち焦がれていた。
が、「音楽を教えてもらった」という記憶はない。いったいどういうことだろう?
思わず記事を読み進めていった。朝一番で、新聞よりもテレビのニュースよりも先に、「ウルトラセブンのコラム」を読むなんて(笑)。
読み応えのある記事だった。単に、「ウルトラセブンおもしろい!」という薄っぺらいものではなく、ウルトラセブンのなかで使用されていたクラシック音楽(シューマン)の考察を交えながら深い分析が行なわれていたのだ(正しくは、深い分析をしている書籍を紹介している宣伝記事なのだけれど)。
おっと。ウルトラセブンのことを書きたかったわけではないので、このコラムのことはこれくらいで(笑)。
ともかくも、このようなユニークな記事が、ビジネス誌オンラインにはよく掲載されている。オンライン侮りがたし。いままでオンライン誌は紙の雑誌の補助的な読みものだったと思うのだが、すっかり主役の座を掴んだような気がする。
パフ(職サークル)でも、この夏からオンライン誌、というか、Webマガジンを発行する計画でいる。紙のコンテンツや発行部数は抑え気味にして、Webマガジンを主とした読みものにしていこうと思っている。毎回、パフ自身だけではなく、いろんな論客に、若者の就職と採用(場合によっては教育)に関するお話しをお聞きしながら、世の中に対して「あるべき就職と採用の姿」についての情報発信を行なっていく予定だ。乞うご期待なのである。
さて、本日はそのWebマガジンに登場していただく方(とある有名人)へのインタビューを、渋谷のホテルで行なう。どんな話が飛び出すか楽しみなのである。夜は半年ぶりにお会いする取引先社長との会食。これも楽しみ。
では、(最近の朝の楽しみである)あまちゃんを見て、行ってきます!