昨日は17時半から18時15分までの45分間。パフのセミナールームで研修を行なった。
対象は、パフ(現在はマジドラ)の大切なお客様であるNM社管理部門の新入社員2名。
「釘さんが研修講師?」
「たったの45分間?」
と、思われるかもしれない。
NM社の人事採用担当者のFさんは、最近よくマジドラに電話をくださるのだが、マジドラの社員(契約社員のみなさんも含む)は皆、電話応対が素晴らしい、との評価をしてくださっている。
そこでFさんは営業担当のキムラに、「マジドラ社員の仕事風景を見学させてもらえないでしょうか?新人たちに、マジドラ社員が電話応対している姿をみせて刺激を与えたいんです」との相談をした。それを聞いた僕は、キムラに対して、「オレでよかったらボランティアで電話研修やってもいいよ」と安請け合い(タダ請け合い?)してしまったのだ。
仕事のできる人は電話がうまい。電話の向こうの相手を爽やかにしてくれる。電話対応の丁寧な会社には優良企業が多い。
逆に、電話応対がヘタクソな人は仕事もできない。横柄な電話応対しかできない人は偉くなれない。そういう社員の多い会社は(今は業績が良かったとしても)いずれ業績が落ちていき、将来的にはダメになっていく。
・・・というのが僕の持論である。今も昔も変わりない。30年間いろんな会社を見てきて例外なくそうだった。
で、昨日のNM社新人への電話研修。前半は、そんな電話の重要性=会社の命運をも左右させるかもしれない大事なことである、ということを説明した。
そして後半はロープレ。僕がNM社のお客様(管理部門なのでお客様は現場の社員だったりもする)になりすまし、電話をかけて、実際に電話をうけてもらった。
特に第一声。「はい!NMでございます!」。この一言を何回も何回も繰り返し特訓した。
ポイントは電話のベルが鳴った瞬間、「あー面倒だな」ではなく、「こんな私に電話をかけてくれた人がいる。なんて有難いこと。嬉しい。感謝しなきゃ!」という気持ちで電話に出ること。そして、電話での声は、「明るく、元気に、爽やかに。いつも心はブルースカイ」をモットーにする、ということ。
最初はぜんぜんダメダメ(ごめんなさいね)だったのだが、終了時点では、2名とも見違えるくらいに素晴らしい電話応対ができるようになった。たったの45分間で、である。
願わくは、この電話応対を、NM社の社内に伝染させていってもらいたい。たぶん(大手企業の管理部門の場合は特に)古株の社員であればあるほど、電話が応対が横柄に(あるいは暗く)なりがちなのである。それを変えていくのが新人の役目。
NM社の新人くん(AさんTさん)、本日から社内をびっくりさせるくらいの元気さと爽やかさで、電話をバンバンとっていってね。昨日はお疲れ様でした。
さて、早くも金曜日。
実は本日は「ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)」の年に一度の総会。全国各地から同業の社長や社員が大挙して東京に集まってくる。賑やかな一日になりそうだ。
では、今年53歳になる僕も、「明るく元気に爽やかに」を忘れないようにして、行ってきます!(もちろん、あまちゃんを観てからです、笑)