釘さん日記

恩師に感謝を伝えた日

一昨日の土曜日は宴席が2件。1件目は午前11時半から。7年前に社会人デビューした商社マンで、現在はタイの駐在員として活躍している「ノブ」という男(学生時代から可愛がっている暑苦しい男)の一時帰国に合わせての宴会だった。日本酒や焼酎を飲みながら、タイのアユタヤマラソンとフランスのメドック(ボルドー)マラソンに出ることが決まったり(ホントか?)、昼間からなかなか健康的な飲み会だった。

そして2件目。これが本日の日記のメインネタ。大学時代の恩師と先輩の3人で、日本橋の寿司屋で一献傾けたのだ。

昼間の宴席から3時間くらい間をあけていたので、気持ちも肝臓も新たに臨むことができた(笑)。

この日記でも何回か書いたことがあるが、僕の恩師は日本のマーケティング戦略論の大家である上原征彦先生。現在は明治大学グローバル研究科(MBA)の教授を務める傍ら、(公財)流通経済研究所の理事長や政府の産業構造審議会流通小委員会委員長なども務めておられる。

先生はつい先日、古希(70歳)を迎えられた。在学中も卒業後も起業後も、とてもお世話になった(いや、在学時はとても迷惑をかけた)出来の悪い教え子の僕としては、ぜひこの節目のタイミングで感謝の気持ちをお伝えしたく、食事にお誘いしたのだ。また、テレッとしていた当時大学2年生の僕を、先生のゼミに誘ってくれた先輩も一緒にお誘いした。

3人だけの、しみじみ、ほのぼのとした高級寿司店での宴席。先生もとても喜んでくださり、お酒もずいぶん進んだ。

先生は30年以上も昔のことを不思議なくらいによく覚えてくださっていた。

大学4年生のころ、リクルートの仕事に精を出し過ぎていた僕は、ゼミにはほとんど顔を出していなかった。就職も、するんだかしないんだかハッキリしない僕のことを心配してくださった先生は、とある製薬会社を紹介してくださった。その会社に足を運んだら、すでに僕を採用する段取りが整えられていたことにビックリ。しかし僕はこともあろうに、その会社への入社を辞退してしまった。先生は「クギサキ君らしいね(苦笑)。会社には僕のほうからお詫びしておきましょう。クギサキ君は急に九州に帰ることになったとでも伝えておくよ」と仰ってくださった。以来、その製薬会社のCMを見かけるたびに、いつも心苦しく思っていた。

一昨日、そのこともあらためてお詫びしたところ、「いや、クギサキ君、実はキミはあのとき入社しなくて良かったんだよ。実はね、今だから話すけど……」と、30年経って初めて知る真実なんかも飛び出してビックリした(ちょっと複雑な内容なので割愛)。

そうそう、先生から最新の著作をいただいた。

 

しかも先生のサイン入り(^_-)-☆

 

 

パフは創業来ずっと明治学院大学と取引させていただいているのだが、そのそもそもの縁を作ってくださった(キーマンの職員と僕を繋いでくださった)のも上原先生だった。

出来の悪い教え子ではあるのだが、「出来の悪い息子ほど可愛い」ということなのかもしれない(笑)。

70歳を迎えてもなお研究者としての意欲旺盛な上原先生。これからも可愛がっていただこうと思っている。先生、ますますお元気で!

さて、4月も下旬になってきた。天気はイマイチだけど、朝食後、気持ちは明るく行ってきます!

 

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