先日の「商いの心得十ヵ条」。本日はその後編。松下資料館に展示してある松下幸之助の言葉の転載です。
※前半は、商いの心得十ヵ条(前編)をご覧ください。
六、お客様に手を合わす
お客様が出て行く後ろ姿に心底ありがたく手を合わす。そういう心持ちの店には、人は自然と集まってくる。
七、商品はお金と同じ
汚れていないか。ほこりをかぶっていないか。千円の商品は千円札と同じ。お金と同じ思いで商品を大切に扱おう。
八、商人に好不況はない
つねに商いの本道をふまえ、一つひとつの仕事をきちんと正しくやっていれば、好況だ不況だとあわてることはない。肝心なのはつね日頃である。
九、集金と支払を確実に
お金にルーズになれば何もかもがルーズになる。日頃から集金も支払いもきっちりする。そこから商売繁盛の道もひらけてくる。
十、反省なくして繁盛なし
朝に発意、昼に実行、夕べに反省。日々のそうした地道な活動の積み重ねが商売繁盛につながっていく。
僕は「ビジネス」「ビジネスパーソン」という言葉よりも、「商売」「商人」といった言葉のほうが好きである。人間臭さにあふれている。
商人が大事にすべきは信用と信頼。そのためにも誠実な商いを心掛けなければならない。人を騙したり、脅したり、出し抜いたり、客の悪口を言ったり、商品を貶したりなんていうのは論外。そんな商売には長期的な繁栄はあり得ない。
松下幸之助の十ヵ条を読んで、あらためてそんなことを感じたのでした。
さて、ではいつも通り朝食&花子後、行ってきます!