昨夜は、プロフェッショナル出前講座ビジネス深掘り編の第2回目。前回は、出版業界のことを講談社さんに協力していただきながら深掘りしたのだが、昨夜の講座はIT業界。
講師としてお招きしたのは、株式会社TKC人事部次長の伊藤健一さんだ。
伊藤さんにはIT業界の歴史や構造を詳しく分かりやすくレクチャーしていただいた。
実は僕もIT業界の出身者。小さなソフトウェア開発会社を皮切りに、大きなコンピュータメーカーとその系列のコンピュータ販売会社で足かけ8年間ほど過ごしていた。
なので、昨夜の伊藤さんのレクチャー(とくに歴史を説明していただいた部分)はとても懐かしく、わが青春のころの思い出を辿るかのようだった(^-^;。
ところで、ひとことでIT業界と言っても幅広い。
それこそ、30年前くらいまではコンピューターや周辺機器を作っている会社と、ソフトウェアを開発している会社と、コンピュータでの計算処理を受託している会社くらいしかなかった。
それが1980年代後半になってくると通信とコンピュータが融合するようになり、1990年後半になるとインターネットがIT業界を大きく変化させていった。というか、IT業界が世の中を大きく変えていった。
たとえば、リクルートの就職情報が紙のメディアからインターネット(リクナビ)に切り替わったのは1998年だった。このことにより、世の中の就職と採用のスタイルは大きく変化した。
いまやITとまったく無関係と言い切れる業界や仕事なんてないだろう。
そのIT業界の市場規模。現在はどのくらいなんだろうと思って調べてみた。
通信業界を含めると、2013年はなんと約25兆円だったそうだ(IDC調べ)。日本の2014年度の国家予算が約95兆円なので、その大きさがお分かりだろう。
学生のみなさん(特に文系学生のみなさん)には、ちょっととっつきにくく思えるかもしれないが、まちがいなく我々の生活に無くてはならない、身近で大きな影響力をもった業界なのである。
ということで、ウルトラインターンシップに参加している皆さん、これからさらに関心持ってね♪
さて、きょうは涼しくて過ごしやすいのだが雨降り。リュックを背負って傘を片手に行ってきます!