釘さん日記

幼いころを思い出してみる(9)

僕が小学校5,6年生だったころ(1971年~1972年)は、「アイドル」と呼ばれる芸能人たちが登場し、市民権を得始めた時代でもある。

天地真理、小柳ルミ子、南沙織、麻丘めぐみ、アグネスチャンなどは、毎日のようにテレビ番組に登場していた。

僕はとくに天地真理の大ファンで、小学館の学童誌に掲載されていた写真を切り抜いては下敷きなどに挟んでいた。「時間ですよ」というTBSのテレビドラマで、白いギターを抱えて歌う真理ちゃんの姿に胸をキュンキュン、ドキドキさせたものだ。

一方で、クラスの中にも好きな女の子が2名ほどおり、妄想を膨らませていたころでもある。

文房具屋で便箋と封筒を買ってきて、「ラブレター」にチャレンジしたことも何回かある。結局、出すことはできなかったのだが、一晩かけて作り上げた情熱的な大作。とっておけばよかったなと思う。

「仮面ライダー」に嵌っていたのも、このころ。

前回、湯布院の街中を自転車で乗り回していたことを書いたが、あたかも自分が本郷猛や一文字隼人になったつもりで、5段変速の自転車をサイクロン号にみたてて、坂道をぶんぶん飛ばしていたのだった。

なんて純情無垢で可愛いらしい小学生だったことか(笑)。

 

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