釘さん日記

幼いころを思い出してみる(10)

小学4年生頃から僕はえらく太り始めた。原因はわかっている。

それは、たこ焼き。

小学校のすぐそばに、たこ焼き屋さんがあった。カウンターだけの小さなお店で子供が10人も座れば満員になる。

僕の母親と同い年くらいのおばちゃんがひとりで経営していた。

初めてこの店に行ったのは小学3年生のころだった。当時中学生だった兄に連れて行ってもらったように記憶している。

生まれて初めて食べたとき、その美味しさに感動しまくった。

こんなおいしい食べ物が世の中にあるんだ。

以来僕は、たこ焼きに夢中になっていった。

たこ焼きの値段は、3個で10円。当時、僕のお小遣いは1日10円。全財産をつぎ込んで、来る日も来る日も、学校が終わると毎日、たこ焼きを食べに行っていた。なんとエンゲル係数100%である。

そりゃー、太りますわね(笑)。

中学を卒業し、湯布院を離れてからも、たこ焼きを食べることはたまにあった。今でもたまに、たこ焼きチェーン店のたこ焼きを食べることがある。

しかし、あのころの湯布院のたこ焼きを上回るたこ焼きとは、いまだ出会ったことがない。

ああ、あのころのたこ焼きを、もう一度食べてみたい(´・_・`)。

たこ焼きの食べすぎで丸々太っていた小学4年生のころの写真

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