ちょっと壮大なタイトルを書いたが、これは一昨日の「職サークルアカデミー ウルトラインターンシップ秋」成果発表会の最後のところで飛び出した僕の言葉。
多くの社員やウルトラコーチ陣、協賛企業の社会人をはじめとする多くの熱い仲間たちのおかげで、どうにかこうにか半年間まわしてきたこの企画。事業として見れば、たくさんの課題を抱え、収支も黒字にはまだ程遠い。
成果発表会でファシリテーター役を担ってくれた元社員のi4イトー氏が休憩中に聞いてきた。
「クギサキさん、いつまで職サークル続けるんですか?」
「ん?黒字になるまでさ」
無意識にそう答えた。
そうか、そう考えていたのか。つまり、そう簡単にはやめないぞ、ということだ(笑)。
やれ東一早慶を100人集めました、とか。やれGMARCHだけを集めたイベントです、とか。やれエントリー数を倍に拡大するためのWeb企画です、とか……。
それはそれで目の前の採用手法として必要なのかもしれないが、でもそれは職サークルが担うべきことではない。
若者は社会共通の財産。我々は採用事業者や採用担当者であると同時に、若者たちの先輩として親として、彼らを見守り育てる役割をもった、ひとりの大人であらねばならない。
育てたいと思う大人がいるところに、育とうとする若者が集まる。
育った若者は、育ててもらったことに感謝し、自分の使命・役割を果たすべく社会人となり、働き、世の中に貢献し、また次の世代を育てようとする。
「採用はボランティアではない。企業の経済活動だ(ー_ー)!!」
そう言って、効率的な採用活動に重きを置く企業は多い。それはその通りだ。企業が効率性を追求するのは当然だ。
しかし、効率が狡猾になってほしくはない。
効率が人間性や道徳を失っては元も子もない。
効率的で狡猾な採用により、騙され切り捨てられた若者たちが本来持っているはずの力を発揮できず、本来就けるはずの職に就けないのでは、国家の大きな経済的損失だ。
一昨日の懇親会の場で、とある企業の人事担当者の方から、以下のように言われた。
「クギサキさん、職サークルはまだまだ赤字だって言ってるけど、すでに大きな経済価値を生んでいると思いますよ。だって、こんなにもたくさんの若者たちを育ててるじゃないですか。これって何百億、いや、何千億以上もの経済効果なんじゃないですか?」
感動した。
こう思ってくださる企業が協賛する職サークル。これはやはり、心ある企業が集う大きなインフラにしなければ。
2014年の締めくくりイベントだった一昨日の成果発表会、そして昨日のBizオーディション(職サークルアカデミー ウルトラインターンシップの修了生だけが参加できる企業とのマッチングイベント)を終えた今、あらためて意を強くする朝なのである。
では以下、一昨日と昨日のイベントの模様を掲載しておきましょう♪
裏面にはパフの事業ポリシーが!
では、今年(正式な勤務ウィークとしての)最後の一週間の始まり。いつもどおり朝食&マッサン後、行ってきます!