昨夜から始まったNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。大好きな幕末の時代を描き、かつ吉田松陰を伊勢谷友介が演じる(龍馬伝では高杉晋作を好演してたんだけど…)ということで、興味津々で観た。
まずは18時より夕食をとりながらBS放送で。
いやあ、熱い。
伊勢谷友介(吉田松陰=寅次郎)も大沢たかお(小田村伊之助)も。
ご飯を食べるのを忘れるくらい、見入ってしまった。
思わず流れてきた涙を、娘やかみさんに悟られぬように隠すのが大変だった(笑)。
で、2回目を地デジでもういちど、今度はひとりでじっくりと見た。
途中から、明日の日記のネタはこれで決まり♪と思い、熱い台詞を懸命にメモりながら。
で、このドラマ鑑賞とメモ取りが終了したタイミングで、暑苦しさだけなら誰にも負けない、某パートナー企業の社長からメールが来た。
臨場感を演出する意味でも、本日の日記はそのメールへの返信をコピペ(一部編集)することで済ますことにしよう。
以下メールのコピペ ====================
おお、●●社長!絶妙なタイミングでの巧みメールありがとうございます。
「花燃ゆ」。よかったねー。観た?
単純な私は、6時からのBSでは感動のあまり涙を流しながら、
2回目の地上波では、ブログ用にメモ帳に書き起こししながら観てました。
中、高校生時代に、このドラマに出会っていたら俺の人生も変わっていたかも。とか、
いまの大学生には、絶対このドラマを観てもらいたい、とか、
もし観てないなら、ウルトラやブログを通じて伝えたい、とか思いましたよ。
で、本題。
(ここからは思いっきり社外秘の内容が続くので中略)
以下、花燃ゆのメモ。ブログ用。一足お先にどうぞ。
●20歳の吉田松陰(伊勢谷友介)が、対人恐怖症だった幼い妹(文)に向けて言った言葉。
本は文字ではない。
本は人じゃ。開けば触れる事ができる。ほかの人の考えに。
江戸に居る人にも外国に居る人にも、とうの昔に亡うなった人にも出会う事ができる。
同じく悩んで同じく答えを見つけようとした誰かが居って教えてくれる。
その人の目で見た世の中の、人生のあらゆる事を教えてくれる。
生きるに迷うとるんは自分一人じゃない事を。
おかげで兄は天命を受け入れる事ができた。
人と出会うて兄は変われたんじゃ。
のう、文。人が怖いか?
怖いんはお前がちゃんと自分の目で人を見ようとしとるからじゃ。
うまく喋れんのはお前が間違うた事が言えん正直者だからじゃ。
俺には分かるぞ。お前は、よう人を見とる。
本当は誰よりも強く人を知りたいと思っとる。
本当は誰よりも強く誰かと出会いたいと心の底から願うとる。
●20歳の吉田松陰が、明倫館で塾生たちに(実際には、禁書を持ち込んだことを叱責する叔父上に聞かせたく)言った言葉。
たとえ、邪な本を読んだとしても己の頭で考えれば何が良く何が悪いか人は分かるはずです!
己の頭で考える事ができる者はかぶれも染まりもしません。
ただ覚えるだけではなく考える事。
それを教えてくれたんは叔父上です!
それにその本(日本の国防の在り方を批判した本)は邪な本などではありません。
なぜ皆が禁じられた本を読もうとするんか。
知りたいからです。学びたいからです。
変えたいからです。
今までの学問じゃもう日本国は守れん!本当にこん国の事を思う者は知っとる。
死に物狂いで学ばんにゃ、こん国は守れんと!
皆に問いたい。人はなぜ学ぶのか?
私はこう考えます。
学ぶのは知識を得るためでも職を得るためでも出世のためでもない。
人にものを教えるためでも人から尊敬されるためでもない。
己のためじゃ。
己を磨くために人は学ぶんじゃ。
●上の吉田松陰に触発された小田村伊之助(大沢たかお。禁書を持ち込んだ張本人)が発した言葉。
ですがこの本は、島国である日本国が何をなすべきか教えてくれています。
禁書だからという理由だけで中身も読まず、葬ろうというのは学ぶべき者の正しい姿ではありません。
人はなぜ学ぶのか。
お役に就くためでも与えられた役割を果たすためでもない。
かりそめの安泰に満足し、身の程をわきまえ、
この無知で世間知らずで何の役にも立たぬ己のまま生きるなど御免です!
なぜ学ぶのか?
この世の中のために己がすべき事を知るために学ぶのです。
私は、この長州を、日本国を守りたい。
己を磨き、この国の役に立ちたい。
そのために学びたい。
まだまだ学びたい!
(それを傍らで聴いていた伊勢谷友介が一歩前に出て)私も同じ考えでございます。
(大沢たかおと伊勢谷友介とが互いに目を合わせ、我が同志を得たり、という清々しい表情で微笑み合う)
一生勉強だね。。。
メールのコピペは以上 ====================
ドラマを観ていない人には分かりづらいかもしれないが、なにしろ、伊勢谷友介と大沢たかおの熱く清々しい演技が良いのです。人の心を動かすのです。
「人はなぜ学ぶのか」
これ、若者たちと日々向き合う学校・教育機関の教職員、新卒採用を行う企業の採用担当者、そしてもちろん我々人材ビジネス事業者も、目先の損得勘定に振り回される前に考えんといかんのですよね。
あのころの日本を変えた(救った)のは当時30歳前後の若者たちだったわけですから。
では、2015年の仕事始め。ウォーキングで行ってきます!