釘さん日記

大学での勉強会に参加した日

昨夜は、会社でのもろもろの会議を終えたのち神田駿河台に移動。目指すは明治大学グローバル・フロント棟7階会議室。

ここで『協働型インターンシップの本源的特性』ということをテーマとした勉強会が開催されていたのだが、その仲間に特別に加えさせていただいた。

地域協働型のインターンシップの取り組みで有名な高知大学の池田啓実教授(専門はマクロ経済学、数理経済学)が、この10年間取り組んでこられた実践例をお聞きしたうえでの意見交換会。明治大学、法政大学、淑徳大学の先生方や人材育成に携わっておられる民間の方々も加え、約20名の識者の方々が参加しておられた。

学問の世界から思いっきり遠い場所にいる僕としては、とても新鮮な(居心地はあんまりよくないんだけどw)時間となった。

それはともかく、池田先生の問題意識に共感した。

「インターンシップは、すべての関係者の利得を実現することが必要である」というもの。大学(学生)、企業(社員)、公共(住民)がそれぞれ十分なメリットを得ることが必要なのだということである。

まったくその通りだ。

現在、大手企業を中心に行われている短期のインターンシップは、学生のため、公共のためになっているとは言い難い。社員や組織のためになっているとも言い難い。その利得の所在はとても偏っており、企業の新卒採用を有利に(他社に先んじて)進めるものでしかない。

が、企業は採用予算を投じながらインターンシップを運営しているわけであり、企業が採用でメリットを享受しようと考えるのは合理的なこと。批判、非難されるものではない。

一方で、パフのウルトラインターンシップ(というより、職サークルそのもの)はそんななか、企業の採用予算で運営しながらも、「大学(学生)、企業(社員)、公共(住民)がそれぞれ十分なメリットを得る」ようなスキームを描こうとしている。

「こりゃ、うちはなかなかイケてるんじゃないかな…」なんてことを考えながら大人しく、昨夜の勉強会に参加していたのでした。うん、たまにはアカデミックな世界に触れるのも悪くない。

さて、今朝はえらく天気が悪い。月島界隈では先ほどまで雷が鳴り響いていたし…。

では、マッサン後ちょっと早めに行ってきます!

 

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