8月6日から始まった100×10チャレンジ夏クールも折り返し点を過ぎ、残すところあと3週間。全8週のホームルームのうち5週目が先週の木曜日から行われている。
僕は今年のホームルームからはやや距離を置いており、初回の冒頭に顔を出した以外は、参加しないようにしてきた。
が、5週目のホームルームには毎回顔を出し、10分ほど時間をもらって話をしている。
学生たちが当初決めた訪問目標に対する達成度がイマイチで、なかには諦めかけている(あるいは色々と理由をつけて訪問しないことを正当化しようとしている)学生もチラホラ出始めたからだ。
コーチ陣から「檄を飛ばして欲しい」という依頼があったのだが、実際に僕が10分間で話をしているのは次の2種。
1)コーチを学生の前で激詰めする
実際のビジネス社会では、目標達成できない(計画通りに実行できない)ときに責任を負わなければならないのは上司。営業であれば営業部長や営業担当役員。最終的には社長がその責任を負う。
クラスの運営を任されているのは、各クラスのコーチなのだから、僕は社長としてコーチを詰める。「いったい、これどうなってるんですか?」「このままじゃ目標達成できないんじゃないですか?」「どうするんですか?」「やるんですか、やらないんですか?」と。
それを目の当たりにした学生は、シーン。「やばい!自分たちのせいでコーチが激詰めされてる。しっかりしなきゃ…」と、ネジを締め直すわけだ。
2)自分も学生時代に社会人訪問を地べたを這いつくばりながらやっていた、という話をする
もう30年以上前の話だが、僕も大学3年生のころ、企業に毎日のようにアポ取りの電話をし、さんざん怒られ、断られ、100件電話をしても1件もアポが取れず、それでも諦めずに、やり続けていた、という話。そのとき諦めなかった自分がいたからこそ、今の自分がいるんだという話。自分は今、30数年前の学生だった自分に「ありがとう」と言いたいという話。
どこまで学生に響いているかは分からないが、大切なのは目標を達成するということではなく、目標達成を最後まで諦めずに、逃げずに、やり続けることであるということが伝わったらいいなと思っている。
さて、本日(火曜日クラス)のホームルームで、僕の喝コーナーは、ひととおり終了する。
最終日のきょうは、上の1)のパターンでいくか、2)のパターンでいくか。MIX版でもいいかな。
では、いろいろ考えながら、本日は電車で行ってきます!