勝負に勝つというのは実に気分がいいものだ。
先週末(9月26日の土曜日)、ナゴヤドームで開催されたアクトスリレーマラソン(42.195kmリレーマラソンの部)に出場し、わがパフチームはみごと勝利を収めたのだ。
いや、もちろん全体の一位ではない(^_^;)。
約1,000チームが出場している大会で優勝するなんて、それは天と地がひっくり返ってもあり得ない(ちなみにホントの一等賞チームは、42.195kmを2時間19分でゴールしている!)。
わがパフチームが勝利したのは、3チーム対抗戦での話。
対戦相手は、地元の名大社チームとディスコ名古屋支社チーム。わがパフチームと三つ巴での勝負だったのだ。
挑戦状を送ってきたのは、(釘さん日記の読者のあいだでは愚か者名古屋本部長としても有名な)名大社山田社長である。
名大社といえば、名古屋では泣く子も黙る老舗の採用支援会社。リーマンショック後の苦境の時代を乗り越えて、ここ最近は絶好調の業績を誇っている。
そんな絶好調の名大社社長からの挑戦状。まさか逃げるわけにはいかない。売られた喧嘩を買わなければ男じゃないのだ。
しかも山田社長が挑戦状を送っていたのはパフだけではなかった。なんと無謀にも就職情報業界大手のディスコさん(名古屋支社)にも送りつけていたのだった。
そんなわけで、名大社、ディスコ、パフの3社による戦いの火蓋が切られたのだった。
わがパフチームは、男子6名のチーム。
●田代明久(33歳)、溝渕純平(28歳)、渡邉文章(26歳)。
上の3人は、若くて体力もあり、おそらく好タイムで走れるだろうと踏んでいた。
●高田大輔(33歳)、佐伯悠(34歳)。
この2人は、腹の出具合、贅肉の付き具合からいって、あまり期待はしていなかった。しかも高田大輔は、厳密に言えば現在はパフの社員ではない(3年前にパートナー企業のG社に移籍している)。さらに佐伯悠は、大会前々日(9月24日)に入社したばかりのキャリア組の社員である。
そして、もうすぐ55歳を迎えようとしている僕。老骨に鞭打って走ることにした。
・・・要するにパフは人材難だったわけである(>_<)。
対する名大社チームもディスコチームも、上限人数MAXの10名構成。
ということは、一人当たり平均で4km走るだけで済む。
そりゃあ、ないっしょ……。
パフチームは一人平均7km走らなければならないわけで、不平等極まりないアウェイの戦いを仕組まれていたわけだ。
しかし、首都東京からはるばるやって来たからには、花のお江戸の意地を見せなければならない。尾張や三河の田舎侍どもに負けるわけにはいかないのだ。
このリレーマラソン。ナゴヤドーム内をスタートして、外の敷地をぐるっと回ってまた戻ってくる。
一周が約2km。
これをチーム内でタスキを渡しながら21周するわけだ。
ひとりが連続して何周走っても構わない。都度交代しながら走っても構わない。各チームがそれぞれに工夫を凝らして作戦を組み立てる。作戦いかんによってはアウェイの我々であっても勝機が十分にある。そんなルールだったのだ。
で、僕がメンバーに与えた作戦が以下。
①渡邉文章・・・連続2周、トップを取れ!
②溝渕純平・・・連続2周、トップを維持しろ!
③田代明久・・・連続2周、敵の戦意を喪失させるぐらいに引き離せ!
④釘崎清秀・・・連続3周、ゆったり行く。ので、敵との差が縮まる。
⑤高田大輔・・・連続3周、ゆったりしか行けない。ので、敵に追い越される。
⑥佐伯 悠・・・連続3周、未知数・・・だけど、たぶんさらに差が広がる。
⑦渡邉文章・・・連続2周、差を縮めろ!
⑧溝渕純平・・・連続2周、並べ!
⑨田代明久・・・連続2周、トップを取り戻せ!
普通なら、一人が一周だけ走ってすぐ次にタスキを渡すところだが、それをしなかった。たぶんスピードが乗ってくるのは二周目からだと考えたのだ。
さらに贅肉の多い3人(高田、佐伯、僕)は、あえて3周を一気に走ることにした。いったん休憩してしまうと、気力が持たないと思ったのだ。
若くて体力も実績もある3人(渡邉、溝渕、田代)は、贅肉3人組の前と後に、2周ずつ走ってもらうことにした。
実に巧みで考え尽くされた作戦だったと自負しているヽ(^。^)ノ
そして、結果は、ぶっちぎりの勝利!
↑アンカー田代のゴール姿を撮ろうとしたのだが、あまりのスピードでうまく捉えられなかった(拡大すると奥の方に小さく写っている、青い帽子をかぶっている男が田代のような気がする…)。
タイムは3時間33分。
名大社チームに約7分の差、ディスコチームには約15分の差をつけての圧勝だった。
嬉しい誤算は、佐伯悠が想像以上の激走を見せたことだ。なんとパフ内トップアスリートである田代と遜色のない速さだったのだ。高校時代はラグビー選手で、花園も目指していたということだったので基礎体力はあるとは思っていたが、しょせん15年以上も昔の話である。まさか、そこまで速く走るとは思っていなかった。
パフOBの高田も、それなりに(?)意地を見せてくれた。ほんの僅かではあるが僕を上回るタイムで3周を走り抜けてくれた。
渡邉、溝渕、田代の3人は、予想通りの好タイムであった。2周を2回走るというのは相当にシンドイはずだが、見事期待に応えてくれた。営業成績もこうだったらいいのに…という皮肉は今日ばかりは控えておこう(笑)。
まあ、なんにしても良かった良かった。もう一度、一等賞の記念写真をあげておこう。ちなみにこの写真を撮ったのは、敗軍の将である山田社長である。屈辱で手を震わせながらの撮影であったに違いない(笑)。
ついでに以下、写真をキャプション付きで載せておこう。大会後の打ち上げ(優勝チームは全額ご馳走になった)の写真と、さらにその後の愚か者本部緊急会合の写真である。暇つぶしに眺めていただけたらと思います。
ではでは今朝は気分よく、行ってきます!
もんじゃの焼き方を懇切丁寧に指導してあげた。