愚か者名古屋本部長のこの(↓)ブログを読んで興味をもった。
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」
一昨日、お墓参りの帰り道、計画を変更して急きょ有楽町のミニシアターまで観に行った。定員60席ほどの小さな小さな劇場だ。
そうか、そうきたか。
いろんな批判もある映画のようだが、僕としては近年のどの映画よりも高い評点を与えたい。
その理由は言うまでもない。宮沢りえの演技力だ(プラス杉崎花の演技にも痺れた)。
いや、演技力という言葉を使うことすら躊躇させるほどの、迫力溢れる主人公と一体化した姿だった。
そして偶然だが、昨夜のTBSドラマ『LEADERS 特別編 ディレクターズカット』を観た。ちょうど3年前に2夜連続で放映された『LEADERS リーダーズ』の総集編のような番組だ。
その中で、宮沢りえが演じていた重要な役柄と、一昨日の映画が思わずシンクロしてしまった。
時代も主題もコンセプトもまったく違う、何の関係もない二つの作品なのだが、宮沢りえを通して「女の強さ」というものを強烈に感じた。
宮沢りえ。すごい女優だ。
少女時代は天衣無縫な可愛いだけの女優(モデル)だった。しかし後に、大関、横綱へと上り詰めていく貴乃花と婚約した直後に(大人たちの勝手な都合で)破局させられたあたりから、彼女のスケールは格段に大きくなっていった。
「北の国から ’95 -秘密-」の宮沢りえは、実にせつなく、可愛く、哀しく、美しかった。嗚呼、シュウちゃん(*´Д`*)。
僕は、この「北の国から」を境にして、宮沢りえの見方が全くと言っていいほど異なってきた。貴乃花との破局と言うのは、おそらく彼女にとってとても辛く厳しく理不尽な出来事だったと思うのだが、それが彼女を余人をもって代えがたい名女優へと導いていったんだと思う。
まさに塞翁が馬。プランドハップンスタンスなんだろうな。
関係ないけど昨夜の『LEADERS リーダーズ』。倒産が目の前に迫ったアイチ自動車を馬鹿にして見捨てようとした西国銀行の名古屋支店長( 吹越満)が、日銀の支店長(香川照之)から追い出されて恥をかいたシーンは痛快だった。
・・・と、脈絡のない連休明けの日記、失礼しました。
さて、本日は寒い。冬に逆戻りだ。足早なウォーキングで行ってきます!