釘さん日記

21期最終日です。

本日をもって、パフの第21期が終了する。

どんな数字で締めるのか。あと12時間足らずとなったわけだけど、社員の皆には最後の瞬間までやり切ってもらいたい。

ところでパフは今年の12月で20周年を迎える。ということは、現在まだ19歳半。でも、明日からは22期がスタートする。

「計算が合わないじゃないか!」と思う人もいるかもしれない。

ということで少し説明しよう。

パフが設立されたのは1997年12月12日だったわけだが、直後の12月31日で第一期を締めた。つまり第一期はわずか20日間しかなかったわけだ。

なぜ、そのようなことをしたのか。

簡単に言うと、資金調達のためですね。

いまでこそ資金調達の手段はいろいろとあるのだが、当時創業したばかりの会社が資金調達を行うのは、とても困難だった。そこで目を付けたのが直接市場(ちなみに銀行融資は間接市場といいます)。株式を発行することによって資金を調達することを考えたのだ。投資家に広く呼び掛けてパフの株式を買っていただく。いわゆる「公募増資」というやつだ。

当時、VIMEX(その後、日本証券業協会運営のグリーンシート)という制度があり、未上場企業であっても一定の条件を満たす会社には公募増資が認められていた。その条件の一つが「一期以上の決算を終えていること」。パフはこの制度を利用して資金調達を行うことにしたのだ。

ということで20日で第一期を終え、実際はゼロ歳であるにもかかわらず初年度から第二期を迎えることになったのだった。

もうひとつ。

パフの第九期の決算は変則決算。決算期を、それまでの12月から6月に変更した。第九期は通常一年間で行う決算を半年で締めることにしたのだ。

これも資金調達のため。

外部から資金を調達する際には事業計画が大事になる。翌期の業績見通しを、根拠をもって語れないと銀行や投資家は納得しない。

当時の企業の採用活動ピークは4月で、6月にはほぼ終息していた。つまり6月が業績の谷間だったわけだ。逆に当時のパフ決算期だった12月は、もっとも売上が多かった時期。この時期を決算期にしておくと、業績の上振れ下振れともに激しくなって(大型の納品が1月にずれたりすると業績予想を大きく外してしまうことになり)よろしくない。ということで年間の売上がもっとも低下する6月に決算期をずらし、この6月決算がいまも続いている。

そんなわけで、パフの事業年度は、実年齢よりも一歳六か月も上回っている。明日から22期を迎えるのだが、実年齢はまだ19歳と六か月。今年の12月で、やっと満20歳になる……と、いうわけだ。

以上、お分かりいただけましたでしょうか( ˘ω˘ )。

では、21期最終日、みね子の応援後、雨にも負けず行ってきます!

 

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