昨日の午前中、とある出版社の編集者と編集プロダクションの方々総勢4名がご来社された。
こともあろうに、僕に本を書いてほしい、という用件で。
2週間ほど前、会社の問い合わせフォームに以下のようなメールが届いていた。
差出人は、編集プロダクションの女性の方だった。
支障のない箇所だけ抜粋してみる。
===
はじめてメールを差し上げます。書籍の編集業務を行っております✖✖✖の✖✖✖と申します。
この度、✖✖✖✖✖✖✖✖✖を製作することになりました。
企画趣旨としまして「自社にとって優秀で、長く働いてくれる人を見つけ出そう」をテーマに、採用担当者の悩みをスッキリと解消させてあげられるような本にしたいと考えております。
つきましては出版社の担当者から「この企画はぜひ、釘崎先生にお願いしたい」とご指名で言われております。
また、わたくし自身も先生の御著書『キミは就職できるか?』や御社HPを拝見しまして就活生に対する意見に感銘を受けました。今回、その熱意を、ぜひ悩める採用担当者に対してもぶつけていただきたいと思い、メールを送らせていただいた次第です。
===
うーん。こんなふうに持ち上げられたらさすがに悪い気はしない・・・っていうか、ちょっと、いや、かなり嬉しい(#^^#)。
いや待て待て。でもこれは巧妙な営業ではないか? 実はふたを開けてみたら自費出版で何千冊も買い取らなきゃいけないっていう話なんじゃないか?
念のため確認してみたが、「違います。むしろ私たちがお支払いするお話です」という(失礼なことを聞いてしまってゴメンナサイ)。
「じゃあ、お話だけは聞いてみましょうか」ということで、ご来社いただくことにしたのだった。
僕は今から15年前に一度だけ本を書いたことがある。
ヨシカワが新卒2年目、ホサカが新入社員の頃なので、遥か大昔のことだ。
その頃は、僕もまだ会社の営業を最前線で行っていた。営業だけでなく、企画書づくり、イベントの司会やコーディネート、新米社員たちの尻ぬぐい、投資家向けのIR活動等々。1日が30時間あっても足りないくらいで、土日も深夜も仕事をする超ブラック経営者だった。
そんななか書籍の執筆を引き受けたものだから、もうたいへん。本当に死ぬ思いだった。
というわけで「もう懲り懲りだ。二度と本なんて書かない!」と決めていた。
が、昨日の話。
出版編集の方々4名に取り囲まれて話をしているうちに、「いや、こういうストーリーにしたほうが良いんじゃないか」「われわれのポリシーはこうだから、書くとすれば、こういう会社の採用事例を盛り込みたい」とか、もう引き受けることを前提とした話になってしまった。
うーん、どうしましょう。
正直なところ、書きたい気持ちも半分ある。ゴーストライターでも雇うか。いや、でもきっとライターの文章が気にくわなくて全部自分で書き直してしまいそうだな(苦笑)。
ということで、現在ちょっとお悩み中の釘さんでした(´・ω・`)
ところで本日はちょっと考え事をしなければならないことがある。本のことではない(笑)。それはまた明後日あたりの日記で。
では本日もウォーキングで行ってきます!