先々週末の土曜日に行った公益社団法人全国珠算教育連盟(全珠連)全国大会での講演のご報告。一昨日の土曜日に聴講者の皆さんからのアンケートが届いたので、本日は後編を書いて締めくくりにしよう。
2時間という長時間、しかも1,000人以上を収容できる大ホール(実際の聴講者は300人弱ですが)での講演だったにもかかわらず、とても熱心に聞いていただいた。
話の趣旨は前回も書いたが、「幼少期の習い事はその後のキャリア形成につながっているのか?」というもの。
おなじみクランボルツ博士のプランドハプンスタンスセオリーでいうところの「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」は、幼少期の習い事によって培われることも多かったのではないかという仮説を立てて、身近な人たちへの取材によってそれを検証してみたのだ。
すると案の定、面白いほどの納得性の高い回答が得られた。結論だけご紹介すると、下のスライドのような感じ。
「持続性」と「好奇心」は、取材に協力してくれた11名ほぼ全員が幼いころの習い事で培われたと答えている。全員ではないものの、過半数の人が「楽観性」にもつながったと答えてくれた。
「柔軟性」と「冒険心」については少数派だったのだが、習い事の指導方法や環境によっては「柔軟性」と「冒険心」が培われたという人もおり、これは今後のそろばん教室の運営にヒントを提供することになったのではなかろうか。
全11名からの回答結果を要約したものをスライドに映し出して説明していったのだが、みなさんとても前のめり。食い入るようにスライドを見ながらメモをとっておられた。
そして、これら解説を行った後、最後の締めくくりはこれ。
そう、「うまれよ」である。
パフの社訓であり、行動原則であり、給与を決める際の評価項目にさえもなっているコトバである。
うそをつくな 、うらみつらみをいうな
まけるな 、ましょうめんから勝負しろ
れいぎただしく 、れんしゅうしろ
よのためひとのため(よわいものいじめをするな)、よのなかに価値ある人材となれ
という、あまりにも当たり前のことばかりなので、そろばん教室の先生方にどこまで伝わるか不安だったのだが、あにはからんや、アンケートを読むとこの「うまれよ」が講演の話の中で最も響いていたことが分かった。
これは意外でもあり、とても嬉しかった。「うまれよ」の4文字には誰にとっても大事な要素が詰まっているんだなと実感した。
ギッシリと書き込まれた300名近くの皆さんからのアンケート。すごく嬉しかった。
この日の全珠連の大会は講演が終わったあとも、場所を変えて続けられた。
場所はなんと講演会場よりもさらに大きな東京湾(@_@)。大型フェリー貸し切りでの大懇親会にもご招待いただいたのだった。
フェリーでのフルコースディナーを食べながらの大懇親会。北は北海道から南は九州・沖縄まで。一堂に会した全国のそろばん教室の先生方から、僕の方が「先生、先生、先生!」と呼ばれながら何杯もビールを注がれて飲まされてしまった(苦笑)。
酔い覚ましにデッキに出てこんな写真を撮ってもらったり。レインボーブリッジを手の上に乗せてるつもりです(笑)。
日ごろの仕事だけでは、関りを持つことのできなかったであろう方々と過ごした1日。とても刺激的だし勉強になった。このような機会をご提供いただいた全珠連東京都支部長の田中様、研修学教委員長の澤田様、理事、事務局の皆様、どうもありがとうございました。
それと、見事に僕を無理やり巻き込んだくださったD社のI社長、どうもありがとうございました。お返し(仕返し?笑)に洋上でのツーショット写真を掲載させていただきます(*^^)v。
さて、今朝はこれより入社式だ。今日からアクネとイシカワの2名が新入社員として入社する。昼は「うまれよ塾」、夕方から4月度キックオフミーティング。そして夜は懇親会。長い一日になりそうだね。
では、いつものウォーキングで行ってきます!