釘さん日記

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

1984年の僕の社会人デビュー以降、日本は何度かの大きな経済変動に襲われました。

1985年のプラザ合意による円高不況、1991年前後のバブル崩壊、1997年以降の平成不況、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災などです。

急激な環境変化で苦しんでいた当時のことを思い出します。

特に1997年から始まる平成不況は、パフの創業と同じタイミング。2008年のリーマンショックは、パフ10周年の翌年で「さあこれから上を目指そう」と思っていたタイミング。2011年の東日本大震災は、リーマンショックで痛み切った財務を回復させようと悪戦苦闘していたタイミングでした。

まあ、会社を経営していると、いろんなことがあります。小さい会社ならなおさらでしょう。

サラリーマン時代の円高不況やバブル崩壊も、それはそれで大変でしたが、やっぱりどこか他人事のようなところがありました。そのときの経営者が何とかしてくれるだろうし、何とかしてくれなければ何とかなるところに行けばいい・・・くらいに思っていましたからね。

でも、経営者はそういうわけにはいきません。何とかするのは(最後の最後に責任をとるのは)自分ですからね。

今般の新型コロナが経済やビジネスに与えるインパクトは、今まで以上のものになるかもしれません。多くの業界で新旧交代、整理淘汰が起きることでしょう。

旧来の商慣習やビジネスモデルに囚われず、新しい価値を生み出さなければ、淘汰の波に巻き込まれることになるでしょう。

こんなときに思い出すのは、稲盛さん(京セラ創業者)の「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」という言葉です。

伝統的にパフは「楽観的に構想して楽観的に行動する」ことは得意なのですが、「悲観的に計画する」ことがどうも苦手なようです。僕のせいです(苦笑)。

これからの経営陣には、楽観的な構想のあとの悲観的な(というか、バッドケースを十分に想定したうえでの緻密な)計画が求められます。最終的な責任をとる覚悟を持ってね。

と、久々に真面目なことを書いていたら時間が無くなってきました。

あ、しかも今夜から福岡でした💦

大急ぎで出張準備後、間に合えばスカーレット後、行ってきます!

 

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