これは吉田拓郎の初期の作品「イメージの詩」の歌詞の一部です。
この歌は1970年の作品。学生運動真っ盛りの頃で、若者たちのエネルギーが充満していた時代です。
僕がこの歌を知ったのは中学生か高校生の頃ですが、さほど好きでもなく共感もしていませんでした。
あらためて「こ、これは!」と感じたのは、いまから10年前。リーマンショックが襲ってきて、会社の業績が激しく落ち込んでいったときでした。
前後の歌詞をコピペしてみましょか。
古い船には新しい水夫が
乗り込んで行くだろう
古い船をいま 動かせるのは
古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように
新しい海へ出る
古い水夫は知っているのサ
新しい海のこわさを
新型コロナが、これからの世の中に大きな不安をもたらしている今、またこの歌は大きな意味を持ちます。
新型コロナが過ぎ去った後、古い船(長い歴史を持ち、かつては繁栄していた会社)は大きく舵取りを変えていかなければなりません。
新しい船(若い経営者や社員たちが活躍するベンチャー企業)は、すでに失敗を恐れずに、新しい海を目指して次から次へと船出を始めています。
古い船もいままでの海に拘っていては座して死を待つのみ。新しい海に出なければなりません。
このとき、古い船を動かせるのは古い水夫(昔の成功体験にしがみついている経営者や幹部社員)ではありません。古い船をいま動かせるのは(新しい海の怖さを恐れずに動ける)新しい水夫なのです。
それにしてもこの歌を50年も前に作った吉田拓郎(ボブ・ディランの作品を真似たと言われていますが)、凄すぎます。
さて、本日僕は在宅勤務です。きょうは21時くらいまで働くことになりそうです・・・”(-“”-)”が、その話はまた明日。
では朝食&エール後、行ってきません!