僕が生まれたのは(旧住所で書くと)熊本県八代郡坂本村葉木にある「鶴の湯旅館」という昭和29年に建てられた木造三階建ての旅館です(日本で最後に建てられた木造三階建ての建物らしいです)。
僕の母方の祖父(気性の激しい明治生まれの九州男児)が創業した旅館です。
建物のすぐ脇には球磨川が流れています。最近リライトを始めたこちら( 新・パフの創業物語<第1話> 「最初の出会いは産婆さん?」)にも書いていました。
住んでいたのは3歳くらいまでなんですが、小学生の頃は毎年夏休みになるとこの生家に2週間くらい帰っていました。僕にとっての本当の「ふるさと」です。
現在では、僕の従兄のご家族が旅館業を継続しておられます。
検索したら洒落たホームページもありました。
鶴の湯旅館のホームページ
ところがこの地域、今般の大雨の被災地になってしまいました。
心配になって、熊本に住む従兄に電話しますが繋がりません。夜になって、やっと連絡が取れて無事であることが確認できました。建物も少し小高いところに建てられていたことから水も上がってこなかったとのこと。少しホッとしました。
僕の家族は、この生家で暮らしたあと、球磨川をさらに上っていったところにある人吉市にも1年近く暮らしていました。僕が5歳だったころですが当時のことは今でもよく覚えています。
今回の大雨の被害は、この人吉のほうが酷くて、市中のほとんどの建物が浸水してしまいました。
従兄の話によると、僕が通っていた幼稚園(青井神社のなかにある青井幼稚園)も浸水してしまって酷い状況だとのことでした。
暮らしていたのはもう50年以上も前のことですが、なんだかすごくショックです。
被害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げたいと思います。
それにしても毎年のように襲ってくる自然災害。温暖化の影響なのでしょうが、そうして考えると(我々が目の前の便利な暮らしを追求したことと引き換えにもたらされた)人災なのかもしれません。
不便でも貧しくてもいいから、僕らの地球を、ふるさとを守ってほしい。自然災害が起きるたびにそんなことを思います。
さて、本日は第25期のキックオフミーティング。オンラインなのですが、節目の会議でもあるので会社まで行こうと思います。東京も朝から大雨ですけどね。
では朝食&エール後、行ってきます!