便利になるということ
こんにちは。平原です。
以前、スギヒラがこの日記に書いていたと思うのですが、
人は、環境が便利になると能力が落ちていくという話が頭から
離れません。
・携帯でいつでも連絡がとれるから、待ち合わせ場所も決めず
に友達と待ち合わせ。電池が切れたら落ちあえない!
・電車の時間はネットですぐに調べられる。時刻表の読み方が
分からない!
・キーボードを押せば漢字が出てくる。ペンを持っても漢字が
書けない!
ちょっと昔、こんなに便利な世の中ではなかったころ、こうした
「不便」をカバーするのはすべて人間の能力でした。
でも今は、機械やシステムに頼るばかり。
私自身、エクセルがないと何もできない、なんて思います。
便利だからシステムに頼る。それはいいと思います。
でも、そんな「便利」に比例して、こんな声を聞くようになりました。
学生さんから・・・
「確認のメールがこなかったのでイベントに行きませんでした」
採用担当者さんから・・・
「内定者になんど電話しても折り返しすらかかってこない。
しまいにはご自宅に電話をして、会社に電話するように伝言して
もらう始末でした」
便利になり過ぎて、ちょっとした手間を惜しんだり、最適な環境が
用意されていることに慣れ過ぎてしまったりして、人として大切に
すべき細やかさや気づかいを失ってしまっている人も、増えてきて
いるのではないでしょうか。なんだか悲しいことですね。
たとえば、お友達からの連絡はちゃんと折り返す。そんな身近なこと
から、人との付き合い方を見直したいと思う今日この頃でした。
次は、同期の田代君です。