おくりびと

こんにちは、31歳になりました吉川です。

昨日、遅ればせながらモントリオール世界映画祭・グランプリを受賞した
「おくりびと」を見ました。 ⇒ http://www.okuribito.jp/

本木雅弘演じる「納棺師」のお話なのですが、見ている最中、
何度も心の中で「職業に貴賎なし」というコトバが浮かんできました。

小さい頃からチェロ演奏者を目指して生きてきた主人公が、職を失って
田舎で納棺師をやるのですが、その職業柄、友人や奥さんも
「汚らわしい」と忌み嫌い、皆、主人公から離れていきます。

主人公自身も、初めはお金のために仕方なく始めた職業だったのですが、
真剣に仕事に向き合ううちに、目の前で感謝してくれる人たちの喜ぶ顔や
一緒に働く人たちがなぜこの仕事をしているのかを真剣に聞くうちに、
自分の仕事に誇りをもつようになり、
誰になにを言われようと続けることを決めるのです。

最後には、
仕事を真剣に行う主人公の姿をたまたま目の前で見ることになった
奥さんや友人も、その仕事に対して理解をしてくれるようになります。

 目の前の人に喜びを提供できている実感。
 自分がなぜこの仕事をしているのか、という自分なりの意味づけ。
 一緒に働く人たちへの尊敬。
 自分の仕事に誇りを持ってやりぬく姿勢。

こういったことがひとつでもあれば、
どんな職業であろうと、誰になんと言われようと、
「天職」だと言えるようになるのだろうと思います。

始めは合わないと思っていたことも、とにかく本気でやり続けることが、
上にあげた項目をつくりだす近道だとも思いました。

私も最初は「営業なんて絶対やりたくない!」と思っていました。
「名前もしらない、社員数10人にも満たない会社に入るわけがない」とも思っていました。

でも今思えば、パフで働くことは天職かも!?とさえ思えるから不思議です。
仕事ってやっぱり面白い。

なんで働くんだよ~~
なんてことに悩んでいる皆さん、「おくりびと」オススメです。

明日は、漫画家さんや漫画編集者さんのお友達が多い「吉田ママ」です。

モバイルバージョンを終了