士別三日、即更刮目相待

こんにちは。最近「メガシャキ」を飲みすぎている土田です。

学生時代の、毎日8時間以上寝る生活からすると、
今の生活は、睡眠時間約50%カットという劇的な変化。
いまだに完全適応できていないようです。

さて、前回お二人もコメントを頂きまして、
テンションがあがっております。

またやってまいりました、故事成語的世界。
みとぅお様のリクエストにお答えして今回はお送りします。
悠久の時を経ても変わらぬ不変の真理をお楽しみください。

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【士別れて三日刮目して相待すべし】
出典:「呂蒙伝」 陳寿『三国志』

意味:
「人は成長するものであるから
久しぶりに人に会うときは、目をしっかり開けて
新しい気持ちでその人のことを見なければいけない」

この成語のウラには、
どんなエピソードが隠されているのでしょうか・・・

以下ご覧ください。
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時は、土田が大好きな三国時代。

そうです。
「三国演義」の三国時代。
「魏・呉・蜀 天下三分」の三国時代です。

呉に、呂蒙、字を子明という武将がいました。

この呂蒙、
若いころはいわゆる「猪武者」。

武芸一辺倒で、
学問はからきしという有様でした。

しかし、ある日。
主君の孫権に無学をたしなめられた呂蒙は一念発起。

古典、兵書を読み漁り、猛勉強の末、
知友兼備の猛将へと成長したのです。

そんなとき。
魯粛という武将が、呂蒙をたずねてきました。

この魯粛と言う人物。
政治、外交に辣腕をふるう、
孫権軍の大都督(総司令官のようなもの)。

呂蒙昔の姿しか知らない魯粛は、
見違えるほど成長した呂蒙に驚き、
こう言いました。

「呉下の阿蒙に非ず」
(「阿~」とは、中国語で「~ちゃん」という意味で、
子供を呼ぶときなどに使われます。
ここでは、「もうあのときの蒙ちゃんではないな。」
というような意味です。)

それを聞いた呂蒙が言ったのが、
今日の成語。
「士分かれて三日、括目して相対すべし」

呂蒙の毅然とした態度に
魯粛は大いに感動し、
以後呂蒙を二度と子ども扱いすることは無かったそうです。

その後、呂蒙は魯粛亡き後、大都督を勤め上げ、
劉備軍との戦いではあの関羽を捕らえ、討ち取るという
功績を挙げるにいたりました。

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入社してからというもの、毎日失敗の繰り返しをしている私。
かなり精神的にアップダウンの激しい毎日です。
正直、気持ちが折れそうになることもあります。

しかし、逃げずにあきらめなければ、
「呉下の阿蒙」から変われるはずです。

呂蒙も、逃げずに猛勉強したからこそ、
後年の姿がある。

私も、合うたびに人を括目させる男になれるよう。
これから、精進していきます。
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なんか、決意表明みたいな感じで
無理やりまとめましたが、
今回の「成語的世界」はこれにて終了です。

次回は、私と同じく気にしぃな長崎です。
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