故事成語の世界【危急存亡の秋】
こんにちは。 ルーキー土田です。
真摯にがんばり続けるという、もったいないご紹介を頂きましたが、
個人的にはもっとがんばれるし、がんばらないといけないと思っています。
いきなり余談ですが、先日の全社会議で、社員全員が
「人には言えない自分のひどい真実」を共有しました。
わたしのひどい真実は
「頭であれこれ考えてしまい、ものごとをやる!と決め、
取り掛かるまでの時間がかかってしまうこと」
どうしたらスター・ウォーズのクローン兵のように、
感情やモチベーション、好き嫌いに左右されず、
決められた任務を一心不乱に遂行することができるのでしょうか。
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さて、今回は久しぶりに中国故事成語の世界の復活です。
先日、お世話になっている方から
「土田さん、故事成語は書かないんですか」とのお言葉を頂き、
触発されております。
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【危急存亡の秋】(ききゅうそんぼうのとき)
出典:諸葛亮『出師表』
臣亮言(もう)す。
先帝創業未だ半ばならずして、中道にして崩殂す。
今天下三分して、益州疲弊せり。
此れ誠に危急存亡の秋(とき)なり。
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【意味】
生き残るか滅びるかの重大な瀬戸際のこと。
転じて今後の未来を考える上で、一番重要な時期のこと。
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諸葛亮は日本でも有名な、『三国志』のヒーロー。
27歳で劉備から「三顧の礼」をうけて出仕して以降、
劉備の蜀建国に多大な貢献をした人物とされています。
三国時代後期。
蜀の国は劉備の死後、子の劉禅が帝位を継承しました。
もともと強固な勢力基盤をもたない蜀は、三国の中でももっとも弱小でした。
劣勢のなか、先主劉備の叶えられなかった夢を実現するために
尽力したのが諸葛亮。
打倒魏に燃える思いを、帝に上奏したときに彼が著したのが『出師表』。
今回の故事成語は、この『出師表』を出典としています。
こころから国の未来を思う、諸葛亮の姿勢が汲み取れる
この文章からも、彼が現在にいたるまで「忠臣」の代名詞として
語り継がれている理由がわかる気がします。
(参考: http://www.asahi-net.or.jp/~se2m-ued/ranbu/suishi1.htm )
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さて、なぜこのような成語を取り上げたかと申しますと。
他でもない我々、就職情報業界・人材業界にとって、
いまがまさに「危急存亡の秋」だからです。
パフもその例外ではありません。
こんなときこそ、一人ひとりが、諸葛亮のように大志を失わず、
あきらめることなく困難な局面に正面からぶつかることが必要です。
また、業界の中で目先の利益のために、血で血を洗う争いを
繰り広げるのではなく、業界全体、世の中全体のために
各人が知恵を搾り出す時なのではないでしょうか。
パフでは、「破壊と創造」をテーマに
新しいムーブメントを起こす動きが着々と進行しています。
生き生きと働ける社会を実現する、よりよい就職と採用のために。
勿論私は諸葛亮のような知恵や、手腕は今はないかもしれません。
しかし、私のような一兵卒も、できることに最大限の力を尽くして
いきたいと、思いを新たにした次第です。
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次回は、いつも全力投球の長崎です。