背中で語る
保坂から「公私ともに充実している憧れの先輩、吉川さん」と
紹介され、すっかり機嫌がよくなっている吉川です。
基本的に褒められるのは好きです、ハイ。
昨日、とある企業のオープンセミナーの見学に行ってきました。
“ぶっちゃけ質問会”というテーマで、現場の先輩社員に直接なんでも
質問できるという形式のセミナー。
人事の方から先輩社員に
「一切言ってはいけないことはないので自由に話してきて!」
といわれているらしく、先輩社員も1日100件飛び込みをする話
など、かなり厳しい仕事のエピソードもリアルにお話をしていました。
すると学生からも
辞めたいと思ったことありますか?
お給料いくらぐらいですか?
営業のノルマってあるんですか?
など、これまたきわどい質問もでていました。
私も遠目からその様子をみていたのですが、ある先輩が
こんなことを言っていたんです。
「うちの会社は環境に配慮した取り組みをしたり、消費者に
安心安全な製品を提供することを特徴としていて、みんなも
こういったことに興味を持ってくれているけど、
こういうことをするのにも、絶対資金が必要なんだよね。環境配慮型の事務所を建てようとすると、普通のビルを建てる
よりも3倍のコストがかかるって知ってた?こういった取り組みは、事業を営むことができて初めてできる
もの。そしてそのお金は、営業がノルマとして課せられた売上げ
から成り立っている。だから環境に配慮した会社に入りたいと思うんだったら、
それだけしっかり『稼ぐ』ことをしなきゃいけないって意味。ノルマを持つのがイヤだけど、事業の安定した会社、環境に配慮
した会社、商品開発に熱心な会社に入りたいっていうのは、矛盾
してると僕は思う。なんで僕が営業する必要があるのか。
それはノルマがあるからじゃない。上司に怒られるからじゃない。
僕たちがやりたいことをやるため、目指すことを実現するため
なんだってことを日々忘れないようにしてるよ。皆さんには、そのあたりを勘違いしないでほしいと思います」
立派!全くそのとおり!!
これを入社3年目の若手社員が言っていたので、ますます感心しました。
この人もこの会社も本当に素敵だなと思いました。
なんとこの先輩社員は、会社からある特定商品をたくさん
売らなければいけないキャンペーンの指令がくだったとき、
「会社の目指すべき方向と違う商品だ!」と感じ、
どうしても納得がいかないことがあったそう。
それを絶対上司に訴えたくてとった行動というのが・・・、
社内の誰よりもこのキャンペーン商品を売ってトップセールスマンになり、
全社会議の場で「この商品をキャンペーンで売ることはおかしい」と訴えたのだそう。
自分のやりたいことを実現するには、
やらなければならないことをきちんと全うすることが大切。
この先輩社員の背中から、
就職活動する上でも仕事をしていく上でも大切なことを教えてもらいました。
やっぱり、やることやっている人は、カッコイイ!
多くを語らず、信頼を得る。
こんなオトナを改めて目指したいと思いました。
明日は、「今年の目標は『冷静沈着』です」と宣言した吉田です。