志望企業の取引サークルマップのススメ

こんにちは。今年のテーマを「心技体」とした、伊藤です。お茶目さは酔うと発揮されます。

人気企業ランキングが発表されました。
各種データが出ていますが、私の手元にある「『みんなの就職活動日記』調査」によると
全日本空輸(ANA)、伊藤忠商事、三井物産、資生堂、オリエンタルランド、三菱東京
UFJ銀行、サントリー、パナソニック……。ふむふむ。日本を代表する企業が並んでい
ます。

幸せになりたい。だから日本を代表する企業に入りたい。
当然です。気持ちは分かります。幸せになれそうですもんね。

しかし、現実問題、これらの企業は、3万名とか5万名とか、そういう数の応募がありま
す。仮に5万名の応募があり、100名採用だとすると、倍率は500倍。……宝くじみ
たいなものです。(やっかいなのは、就職活動は、努力と成果の相関が薄いことです。そ
して、あけすけに言ってしまえば、書類選考をした際「東大だからとりあえず会っておこ
う」という力が働くことはあっても「東大だからダメ」という力が働くことは、ほぼ、な
いということです。そのことに対して「学歴差別だ」と騒ぎ立てても、始まりません)

※誤解がないように書いておきますが、上述した企業がそのような基準をもっている、と
 いうことを言っているわけではありません。

リアルな作戦のご提案。

今、志望している、いわゆる「大手企業」「人気企業」を書き出してみて、それらの企業
の「間」にある企業を見てみませんか?具体的には、志望している「大手企業」「人気企
業」を3社~5社ピックアップし、それぞれの「取引先」を書き出し、さらにその企業の
「取引先」を書き出し、同様に、企業を結び、結び、結び……最初の3社~5社が「つな
がる」マップ、言ってみれば「志望企業の取引サークルマップ」をつくってみませんか?

そして、その企業の説明会に足を運んでみる。
メリットは「当初志望企業の理解が進む」ことと「知らなかった企業と出会える」の2点
です。

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知らない企業を志望することはできません。だって知らないから。
でも、知らない企業に足を運ぶと、自分でも気づかなかった「魅力」に出会える可能性が
結構あります。

その「まだ見ぬ志望企業」を、求人広告(就職ナビでのキャッチコピーや、採用HP)の
カッコ良さで選ぶのは、ちょっと、古い気がしています。

だから、イチ案としてのご提案です。

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万が一(という表現が99%の人には妥当)大手企業・人気企業に入社したとしても、それ
で本当に幸せになるかどうかは、本人次第。「そんなの、うそだぁ」と思う方は、もっと
多くの社会人と話してみるといいと思います。

いよいよ本格化し、スケジュール管理も大変になってくる就職活動。
「人気企業ばかり応募して、スケジュールを埋めて、春になると、志望企業がひとつも
なくなっていた」という状況にならないことを祈っています!

明日は、「つーつーつー」という特徴的な笑い方をする、岩崎さんです。

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