キミは“相談”できるか?
みなさま、こんにちは!
元添乗員ゆえ、初対面の方と話すのは得意なほうですが、
それよりも、生まれて初めて訪れた場所なのに、さも何度も来たことがあるように
見せるのがとっても得意な、杉平です。
(これにはちょっとしたワザがあるのですが、ひ・み・つ♪)
先週末、パフに入社する前に勤めていた某旅行会社からのお呼ばれで、
ある女性社員 (以下、Yちゃん) の送別会に出席してきました。
実は彼女にとって私は、
新卒入社して初めて配属された部署でのOJT(※)担当でした。
いわゆる、直属の先輩、というわけです。
※OJT=“On the Job Training”の略称、
実務経験の中で業務を覚えさせる指導方法のことです。
私が来ることは彼女には内緒にしていたようなので、
登場したときのYちゃんの驚きっぷりはなかなかのものでした。
自分の頭の中では永遠の新人であるYちゃんも、なんと勤続8年。
聞けば総務人事部から、途中、海外の部署に異動になって約13ヶ国を
飛び回る毎日を過ごしたりと彼女なりの苦労をしてきたようで。
いまだに私が作った「添乗員マニュアル」を使っているという話に
嬉しくなったり、懐かしい彼女の失敗談にゲラゲラ笑ったり
短くも楽しい時間を過ごしました。
そんな中、彼女がこんな質問をしてきました。
「私が入社した8年前と今、杉平さんが一番変わったことって何ですか?」
んー そうねー と、ちょっと考えた後、ふっと口をついて出てきたのは
「人に相談できるようになったこと」
自分でも、そんなこと言うなんてちょっと意外だったのですが、
その言葉に激しく反応したのが、Yちゃん。
「すごくそれ分かります!
あの頃の杉平さんて、まったく弱みを見せない人に見えて、
この人はいつどこで気持ちを休めているんだろうと思ってました」 と。
えええー? そんなこと初めて聞いたぞ。 そんなんだったか、自分???
かなり驚きましたが、言われてみれば思い当たる節がないでもない。
なんだかずいぶん心に余裕のないOL時代を過ごしていたことがあったようです。
自分自身の、こうなりたい、こうでいたいという希望と、
与えられている仕事の責任と期待と、
色んなものの間に挟まれて、何でも上手くこなさなきゃいけないと、
必要以上に肩にチカラが入っていたのかもしれません。
結果、当時のわたしは誰にも何も、相談しない (できない) 人になっていました。
なんでも自分の中だけで結論を出して、行動していました。
色んな経験を経て、今はすっかり家族や友達に甘えたり相談したり
できるようになりましたけれどね!
いやあ、成長したなぁ、自分。
というわけで、
職サークル・メルマガ で大人気の、「田代兄貴のコラム」 風に言うならば
キミは“相談”できるか? (笑)
「自分で考えて、決めて、行動する。」
これは、パフが学生のみなさんにこうあってほしいと伝えているメッセージ。
それはとっても大事なこと。
だけど。
あんまり煮詰まって視野が狭くなったり、肩にチカラが入りすぎるのも考えもの。
物事や状況、過去のこと将来のこと、自分自身のこと。
ひろーく見たり、絞り込んで見たり、その両方を上手く使ってほしいと思います。
そして時には、誰かに相談してみるのもいいじゃないですか。
相談できる相手がいるって素晴らしい。
誰かに相談できるってことは、自分の心にまだゆとりがある証拠、いいことです♪
さて次は、若手社員の頼れる兄貴 (お腹も貫禄たっぷり?)、高田の登場です!