2010年私的ベスト5(順不同)
こんにちは、パフの高田です。
年越しはUSTREAMを見ていました。
現代ビジネスさんが実施していた「講談社現代ビジネス年越しスペシャル エコノミスト「朝生まで」徹底討論会」を見ていました。
ネットならではの人選と話の内容で、非常に面白かったです。関係者の皆様お疲れ様でした。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
2010年は、「100冊本を読む」ということを目標にしていました。
が、結果的には、70冊ちょっとしか読めなかったです。
普通に読んでいると、月に8~9冊は読めないものですね。なかなか100冊の壁は厚かったです。
本日は、2010年に読んだ本の中で、ベスト5(順不同)を書こうと思います。
どれも面白い本なので、ぜひ読んでみてください。
候補が他に10冊くらいあったのでかなり選ぶのに苦労をしました。。。
本ってやっぱり面白い。
・昭和史 1926-1945
「昭和の始まりから太平洋戦争終了までの昭和史」に関する本です。
昭和という時代を通して、「日本人」について書いた一冊。
平成の時代を過ごす私たちにも通ずることが多く、深く考えさせられる。
この本、ライフネット生命の出口社長がお勧めしていた本。
出口社長は、「この人は、前世の記憶があるんじゃないか」と思えるほど、
人間というものへの理解が深いように思います。その理由は、歴史と旅から学んでいるからだそうです。
歴史をもっと学ぼうと思わせてくれた一冊。
・ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて
「もしドラ」を読んで、ドラッカーに興味を持って読んだ1冊。
ドラッカーさんも、「前世の記憶がある」タイプに見える。
マネジメントというのは、「人への理解と愛情」ということだと感じた。
昔こんなことを聞いたことがある。
「ビートルズを聴いたことがない人は、幸せだ。
なぜなら、ビートルズを聴く楽しみが残っているからだ」
これは、ドラッカーを読んだことがない人にもあてはまると思う。
ぜひ、ドラッカーを読んで欲しい。
ちなみに、僕の尊敬する國貞さんは、ドラッカーさんから学んでいた方。
國貞さんも、「前世の記憶がある」方だなぁ。
・経済ってそういうことだったのか会議
元金融担当大臣、経済学者の竹中平蔵さんの本。
2000年に出た本だが、今でも十分面白い。
まさしく「経済ってそういうことだったのか」とうなる。
これは今年多く読んだ経済学の本の入口になった本だった。
雇用問題も経済なしには語れない。
採用支援会社の社員である私ももっと経済に理解を深めたい。
この企画を作った佐藤雅彦さんもすごい。
編集者の力、企画の力を思い知った一冊。
・医薬品クライシス―78兆円市場の激震
製薬業界の現状をつづった本。
製薬業界については全くの無知だったので、知らないことばかりだった。
・総売り上げの20パーセントを研究開発に使っている
・タミフルの異常行動による死亡事故は、200万分の1
・武田薬品工業の1990年代の利益率は、40パーセント
・医薬品の特許は、20年で切れる
・巨大製薬会社であっても、数本のドル箱医薬品で利益を得ている
等々、驚きの連続。
今の生活の役には立たない純粋な知的好奇心をくすぐられるのも、読書の楽しみ。
・戦場の掟
イラク戦争における「民間警備会社」について書かれたノンフィクション。
2008年度ピューリッツァー賞受賞作。
国は戦争の一部をアウトソーシングすることで、表向きの戦費や死傷者数を抑えることができる。
民間軍事会社の死者数は政府から報告されず、また、彼らが起こした蛮行も同様に報告されず、
取り締まる法律もなく、ただ金銭契約だけが存在する。
戦争の一部の側面をよくあらわしているように思う。
ノンフィクションの面白さを今一度感じさせてくれた。
この本は、この仕事がきっかけで、g2というノンフィクション雑誌を知り、そこから知った一冊。
g2という雑誌は、世の中を知るには、とても貴重な雑誌。ぜひ、多数の人に読まれて欲しい。
こんな感じです。
書いていたらやっぱり本って面白いなぁと実感。
昨年は、科学の本が読めていない。
動物物の本も読みたいし、経済の本ももっと読みたい。でも、本当は小説が一番好きなんだよね。
読みたい本がたくさん。自宅には50冊近い積読があるし、
すでにアマゾンの「欲しいものリスト」には、70冊近い本がストックされている。
今年も面白い本と会えることが約束されている日本という国、関係者の皆さんに感謝。
次は、年末は家族で過ごした田代です。